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B5の彼女

「A4ってでかい顔しすぎじゃない?」

 梱包されたコピー用紙の束を抱えた彼女が言った。

 B5がちょうどいいと思っている彼女にとって、一般的に標準サイズとして認定されているA4用紙が気に食わないらしい。

「カバンとかリュックとか、ファイルも忖度しすぎでしょ」

「大は小を兼ねるって言うし多少はね」

「そうだけど、効率とか合理とか損得の話じゃなくてさ。敬意が足りないじゃん」

 どうやらかなりご立腹らしい。きっと、先ほどの会議の内容と結果が気に食わなかったのだろう。

 配属以来、雑用の合間に愚痴を聞いて宥めるのが俺の役割になりつつあった。

「でも、B5の方が大事にされてる感があるよ」

「たしかに。発想だね、それ」

 彼女はコピー機にA4の紙束をセットした。

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