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いまひとたびの⑦

 三回目のデートともなれば、頃合いを考える時期だ。

「どこか行きたい場所ある?」

 彼女がそう聞くので、江の島に行こうと誘った。

 正月からずらしたとはいえ普段よりも人はまだ多く、観光客で賑わい、歩くのも一苦労といった状態だ。

 流れのままにゆっくり散策して、小腹も満たしつつ、人気の少ない島の反対側へと下りていく。

 遠くに釣り人の数人が見える波打ち際の遊歩道を歩いた。

 水の張った飛び石を先に越え、彼女の手を取って、そのまま歩いた。

 静かに岩を濡らす波間に夕陽が差し込んだ。

 ——はあ。

 どうやら、この子と付き合うことが確定したらしい。

 意図的に手を引いて、目を合わせ、沈黙の後に口を開く。

「付き合ってください」

 返事は一つ。

 繋いでいた手を恋人のそれへと変えた。

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