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怪異のさだめ

 モニターの画面が真っ暗になったかと思えば、古びた井戸が映し出された。

 井戸の中からぬっと手が伸び、白装束で髪の長い女が這い出てくる。

 立ち上がり、ゆったり、ゆったり、煽るように近づいてくる。

 バン!

 女は画面にぶつかった。

 何度も画面を叩いて確認してくる。

 女はどうやらこちら側へ来ることはできないようだった。

「チッ、クソがよぉ」

 恨みがましくこちらを睨み、舌打ちが聞こえてくる。

「ばーかばーか」

 小学生のような負け惜しみを言って帰っていく女の背は悲哀に満ちていた。

 なんだか申し訳なくなってきて、

「あの」

 井戸へ入ろうとするところに声をかけた瞬間、振り向いた女は手を滑らせて落ちていった。

 モニターの画面はぶつんと切れて、真っ暗になった。

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