表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/100

いまひとたびの③

 イルミネーションが見たいとデートに誘った。

 腕時計を見れば十分の遅刻だ。

 バスの中はカップルだらけだし、余計に心地が悪い。

 遊園地の入り口に肩身を狭そうにした彼が立っていて、私は思わず小走りで駆け寄った。

 彼は私に気が付くと、パッと微笑んで小さく手を振った。

「遅れてごめん」

「その分下調べはバッチリ」

 笑顔でそう言う彼はもうチケットまで取っていた。

 ズキリ、と胸が痛んで「いくらだった?」財布を出した。

「今日は俺の奢りってことで」

 彼は財布を戻させ、「行こ」代わりに私の手を取った。

 ……私って、こんなにちょろかったっけ?

 イルミネーションはキレイで、写真もいっぱい撮って、歩くだけでも楽しくて。

 ただ、一つだけ不満もあって、それが顔に出ていたのだろう。

「来年はアトラクションにも乗ろう」

 ああほんとに。彼の隣は心臓に悪い。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ