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もういいよ

「もういいかい」

 五度目の呼びかけにさえ誰も応じてくれない。

 そりゃ見つかりたくないのだから、返事をするわけがないんだけど、じゃあ僕はいつ探しに出ればいい?

 勝手に探し出すと「返事をしてないのに」と怒られた。

 帰宅の報せが流れるまで待っていたこともある。

 後で聞いてみると、みんなは僕を置いて、別のところで遊んでいたらしい。

 今回も多分、そうなのだろう。

 僕を待てせていることを遊びとしているに違いない。

「あいつまだ待ってるよ」と笑いものにして、馬鹿にしているのだ。

 そうして彼らは絆を深め、団結し、行動はより過激になって、ついには一線を越える。

 あの時みたいに。

 ……もう、いいか。

 僕は目を開け振り向き時計を見た。

 帰宅の報せが鳴るまであと一時間くらいだった。

 自転車のロックを外してサドルにまたがり、ペダルを踏み込む。

 僕は公園を後にした

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