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慰霊祭(1)
朱良と同程度に腕の立つ師範が二人、弘樹の付添として同行するという。しかも容赦のない性格ときいて、斉藤たちは緊張していた。隊員たちにも、決して失礼の無いようにと伝えていた。とはいえ、鬼との戦闘で三十人ほどいた隊員の半数が殉職し、残りのほとんどが怪我を負ったので、慰霊式に参加できるのは広瀬と斉藤を含めて8人だけだった。
白木からは、何もするなと厳命されていた。だが、会場で顔を合わせる機会があるはずなので、全くの無視もできないはずだ。
弘樹を乗せた車が会場に到着したと無線で連絡が届いた。警備の一部を担当している斉藤らは控室から入口に目を向けた。
車から降りてきたのは、弘樹と二人の少女だった。
弘樹は高校の制服、少女たちも制服と思しきブレザー姿である。広瀬らは目をみはった。考えてみれば、弘樹がいかつい武道家を好き好んで連れて歩くはずがない。表に出て挨拶をすべきかどうか迷っているうちに、白木陽一が出迎えて弘樹らを会場の中に案内していった。
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