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魔王クエスト  作者: ぽち太郎
第2章
23/40

ボス戦の前の小ボス

ゴードンの振り下ろした斧が、大理石の床を砕く。


石の礫が様に襲い掛かる。


……む!


俺はバックステップで礫から逃れる。


その隙に、ゴードンは振り下ろした斧で下から斬りかかる。


チッ……。


舌打ちをして、刀を抜いた。


ガキィン!!


斧の一撃を刀で防ぐ。


しかし、ゴードンの馬鹿力で俺の身体が宙を舞う。


勢いのまま、バク宙してゴードンと向き直る。


その時には、ゴードンが目の前まで迫っていた。


横薙ぎに斧を振るう。


咄嗟に刀身で防ぐが、俺の体制が不十分だったため、後ろで見ていたキースの所まで吹っ飛ばされる。


「うぇっ!? ちょ、レオ……」


グシャッ……。


俺はキースを踏む事で着地した。


キースの呻きは無視。


「ほう。今のを防ぐとは、中々やるようだな」


少し離れた所でゴードンが言う。


「それに、俺の斧を受けて折れなかった刀は初めてだ」


「そんなナマクラに俺の刀が折れるかよ」


「口だけは達者らしいな」


……完全に見下してやがる。


すぐにでも殺してやりたい所だが、それは出来ない。


俺は軽口で答えた。


「口だけなのはお前だろう? 俺は傷一つ、負っちゃいないぜ?」


「その軽口、何時まで持つか見物だな」


ゴードンはそう言って、斧を構える。


……しょうがない。


こいつを殺さずに倒すには、少しはやる気を出す必要があるらしい。


俺は刀を鞘に収めた。


「何だ? 観念したのか?」


ゴードンが斧を構えたまま、突っ込んでくる。


斧が降り下ろされる瞬間、俺は跳んだ。


斧が地面に当たり、破片が飛ぶ。


次の瞬間。


「ぐあっ……」


ドサッ、っと重い音を立ててゴードンが倒れた。


「な、何を……?」


「芸が無いんだよ」


俺は何が起こったか分からないらしいゴードンにそう言うと、頭を蹴って気絶させた。


何をも何も、俺は一跳びでゴードンの頭の上を飛び越し、斬りつけただけだ。


まあ、ゴードンの目からは俺が消えた様に見えたかも知れないが。


「すっげぇ……」


餓鬼が感動したように呟く。

その餓鬼の足元から呻き声が聞こえてくる。


「ううぅ……」


「さて、行くか」


気にせず歩き出す。


「俺、無視!!? 誰の所為で呻いてると思ってんだよ!」


キースが片手で鼻を抑えながら喚く。

鼻血が出ているらしい。


あ~……。

顔面踏んだんだっけ。


仕方無く俺は少し考えて、ゴードンを指指した。


「……こいつ?」


「お前だろぉぉぉ!!」


……元気良いな。

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