↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
25/27

ほうこく書

 オニによる、本部の襲撃ジケンから数時間後、大空が返ってきた。

「ハナシは聞いたけど、ココにいたみんなは、災難だったね」

「ホントウだよ。あのオニ、君と毛利さんがいないときを狙って、やってきやがった。

 でもまあ、バネちゃんの想定がアタッたから、ヒガイ・そんがいを、最小限に抑えるコトがデキたとおもう。

 死傷者もゼロじゃナイが、減らすコトがデキたワケだから、カナリ、マシな方だったとおもう」

「サイアクのケースをふせげたワケだから、たしかに、良かったといえるか」

「そうそう、いわゆる、危機管理の発想っていうヤツだね」

「危機管理ねえ。ちなみにトクくん、ナニをやってんの?」

「いや、こんかいの襲撃ジケンのコトを、ほうこく書として、提出しておこうとおもって。

 さすがに、コレだけのコトがあったワケだから、キロクとして、チャントのこしておくベキダロウし。毛利さんが帰ったときに、読んでもらおうかと。

 いちおう、ソラくんにも読んでもらうよ。口頭でのほうこくダケでなく、チャント書面でものこして、ソレを読んでもらったほうがいいダロウし。

 ソレに、キロクとして、チャントのこしておいたほうが、あとになってから、似たようなコトがおきたときに、参考例として、使えるとおもうから」

「ナルホドねえ、数ヵ月まえまで、サラリーマンとして、そしきのなかでシゴトをして、はたらいてたニンゲンはちがうね」

「いかんせん、何年もそしきのなかで、ハグルマのたちばでシゴトをして、はたらいてたもんだから、上司や同僚だとか、かんけい者へのほうこく・れんらく・そうだん、いわゆる、ホウレンソウっていうヤツが、カラダにたいして、染みついてるダケかもしれんけどね」

「ほうこく書がデキあがったら、いわれたとおり、オレも読ませてもらうよ」

 こういうと、大空は歩いていった。

 そして、大空が返ってきた、すこしあとに、本多と立花以外の若手のこうほ者たちが、異空間のなかにやってきた。かれらは皆、こわされたタテモノのようすを見て、おどろいていた。

 ちなみに、かれらがナゼ、本部にくるのが遅れたのかといえば、ソレは、オニが侵入したあとに、オニをソトに逃さないために、異空間とげんじつの空間とを隔てるカベが、ぶ厚くなったからであった。

 カベの厚みが増したために、その影響で、げんじつのセカイとの出入り口のドアも、開かなくなったのだ。

 そして、若手のこうほ者たちは、皆が皆、岩羽のいるトコロに向かった。そのようすを、徳康は、とおくから見ていた。

(どうやらカノジョは、若手のこうほ者たちのボスのようだ。さっき、若手のこうほ者で、実力がツートップの本多と立花も、カノジョにたいしては、えらく下手にでてたようだし)


 徳康は、ジケンのあらましを書いた、ほうこく書がデキあがったので、毛利が帰ってきたときに、ソレを提出した。

 ほうこく書を読みおえて、毛利は徳康を、ヘヤに呼びだした。

「ほうこく書を読ませてもらったよ。こういうトコロは、そしきのなかで、ハグルマというカタチではたらいていたニンゲンは、ヤッパリ、チャントしている。

 超常者っていうのは、俗セケンのなかで、フツウのシゴトをしたコトがすくない。そういうニンゲンがおおい。

 だから、こういうトコロが、オロソカになりガチでね。キミのこういうトコロは、ワタシとしては、とてもアリガタイとおもう」

「アリガトウございます」

「ソレで、このほうこく書に書かれている点なんだが」

 こういうと、毛利は机の上に、徳康が書いたほうこく書を置いた。このほうこく書のないようは、つぎのようなものであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。