↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【連載版】腰巾着(親衛隊)の伯爵令嬢に婚約破棄の伝言を託したのが、王太子の間違いだった  作者: Vou
【第三の伝言】呪言

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
16/26

第十六話 呪言を聞いた伯爵令嬢

 ——公爵令嬢クラリッサはすばらしい。我(われ)のもとに連れてくるのだ。


「え? 何?」


 伯爵令嬢ミリア・エーレンフェルトは突然聞こえた声に驚き、周りを見回した。


 誰もいない……。


 いるはずがない。ミリアは伯爵邸の自室に一人でいたのだから。


 ミリアは耳が良かったが、今の声は遠くから聞こえたようなものではなかった。

 とても近く……いや、まるで頭に直接響いてくるような声だった。

 それは老女のような不気味な声だった。

 それでもクラリッサを讃える前半には胸が高鳴ったが、後半の「連れてこい」という言葉にはどきりとした。

 総じて不気味な声、という結論に至った。


 そもそも頭に直接聞こえる声など普通ではない。

 しかし、ミリアはその異常さに恐怖を覚えるでもなく、その言葉の内容に怒りを覚えていた。


 ——クラリッサ様を連れて来いだなんて……。何様のつもりなの? クラリッサ様を何だと思っているのかしら。


 クラリッサ様にご足労いただくなんて、厚かましいにもほどがあるではないの。クラリッサ様にお会いしたいのなら、国王であろうと、大司教であろうと、自ら来るのが当然でしょう。現に王太子は必ず自ら公爵邸に訪ねてきているというのに。


 そう考えていると、だんだんと腹が立ってきた。


 こんなときはクラリッサ親衛隊長のヴィオレッタ様にお話を聞いていただ……いえ、ご報告しなければならないわ。


 そう思い立ち、ミリアは伯爵邸を飛び出すのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
うんそうね。クラリッサ様を呼びつけるなんて……まあ、こうなりますわな。 粗忽な声の主は誰なのか。どんな結末が待つのか。 楽しみです!
わ! 新展開始まった! 早速ブックマークの更新通知を設定しなくては‥ クラリッサ至上主義の皆様のご活躍、楽しみです! クラリッサ様自身の凛々しいところも見たいです!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。