表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/141

ちなみに昔リライヴェッジは暴走したゴーレムに壊滅させられかけたことがあります。

投稿話の順番を間違えて投稿しております……『いや枯渇といっても…』から『ちなみに昔リライヴェッジは…』の話をお読みください。サブタイがなげえ!!

フリント博士が出て行ってから約30分後。


携帯端末でどこかへ電話を掛けなにやら指示を飛ばすロイドの後について行った先は、体育館のようにだだっ広い大部屋だった。

二階分吹き抜けになっているようで天井が遠い。見れば二階部分が一部ガラス張りになっている。鑑賞席的なところだろうか。


広い部屋の片隅にロイドと向き合うように体育据わりすると、おもむろにロイドは自分の携帯端末を床に置いた。

トン、と軽く画面をタップすると携帯端末の画面からホログラムのように地図のようなものが空間に浮かび上がった。


「おおお、近未来的~」


「本当は実際に歩いて見せたほうがいいんだろうけど、今ちょっと諸々準備中だから外出は後でな。とりあえずまずはこの研究所について説明しよう。これが所内マップ」


上から研究所を見た図だろうか。歪な六角形の敷地だ。中央に大きな建造物が一つ、そして細々とした建造物が周囲に10棟程表示されている。


ちょっとした公園のようなスペースや池なども見て取れる。僕はしばらく眺めた後、疑問を覚え首傾げた。


ゲームで見たリライヴェッジ研究所のマップはこんなに広くなかったのだ。恐らく中央の建物しかマップとして表示されていなかったと思う。他の建物はストーリーに直接関係しないからだろうか。


「魔法界にはいくつか研究機関なるものが存在しているんだが、ここリライヴェッジ研究所はその中でも一番規模の大きい研究所というのは知っているか?」


「知っています!」


「よろしい。それではリライヴェッジ研究所の研究室について説明しよう。大きく分けて四つの研究室があるんだ」


再び携帯端末の画面をタップする。するとホログラムが切り替わり今度はパンフレットの見開きのようなものが浮かび上がった。


ちなみに、魔法界の文字や言葉はニンゲン界と同じものが使われているので問題なく読める。

これで全く違う言語が採用されていたらと思うとゾッとするな……。一から魔法界語の勉強から始めましょう、みたいなことにならなくてよかった。


博士曰く、昔ニンゲンとモンスターが一緒に暮らしていた名残なのではないかとのことだが……まあ、真実を知るものはいないだろう。


「まず第一研究室。第一と呼ばれるここは主に『魔術』について研究している」


「魔術……?魔法とは違うんだ?」


リリ剣では魔法という概念はもちろんあったが、魔術というのは聞いたことがない。


魔法を使った何かなのは説明されなくとも想像がつくが、世界一の研究機関で研究するほどの学問ともなると想像もつかないような高度なものだろうかと思ってしまう。


「魔法とはちょっと違うかな。まあニンゲンは魔法も魔術も使えないからな、後で魔法と魔術についても説明するよ。そして第二研究室はこの魔法界の動力たる魔導エネルギーを研究する研究室、第三は魔法界の地質環境調査研究室となっている」


空間に浮かび上がるパンフレットのページが説明と共にめくられる。難しそうな研究内容やら責任者の顔写真などが載っていてちょっと面白そうだ。あとでゆっくり読ませてもらおう。


「もう一つは?」


「最後の一つが俺らの研究室だな。エネルギー変換システム開発設計特務研究室。通称第零」


「エネ……変換……開発設計……」


「まあなんのこっちゃって話だと思うから第零とかフリント室とかって呼ばれてるって覚えればいいよ。俺らはお前さんの生命維持機能を担っている『超エネルギー』をモンスターに上手いこと転用できないかってのを研究している。研究内容は超機密事項なので基本的に俺と博士とあともう一人の研究員しかメンバーがいない。ので大変ブラック」


「ひぇ……」


光が消えた目で笑うロイドに怯える。そもそもあの博士の下なのがブラックなのではと思わないでもなかったが、わざわざ追い打ちしなくとも自分で分かっているだろうから口にすることなく心内だけに留めておくことにした。お労しいね……。


にしてもモンスターに投与したら四肢爆散する『超エネルギー』とは一体何なのだろうか。リリ剣にはそんな激やばエネルギーの話なんて出てこなかったが……。超機密事項と言われると勇者関連なのかな。


「と、いう訳で始まりました。『ゴーレムでも分かる!ロイド先生のモンスター学』~」


思考を深めていると、突然謎のコーナーが始まった。どこから取り出したのか黒縁眼鏡をスチャッと装着したロイドが、これまたどこから持ってきたのか分からないホワイトボードの前でさし棒をぺしぺし掌にたたきつけていた。

とりあえずノリで「わーパチパチ~?」と拍手しておく。


ちなみにゴーレムとは泥など無機物で作られた魔力人形のことだ。自分で思考できず作成者の支持でしか動けないので魔法界では頭が悪いの慣用句として使用されるらしい。


可哀そうすぎるよゴーレム君……ゴーレム君が何をしたっていうんだ……っ。


「とりあえず目下のお前さんの仕事は、主要メンバーとして名前の挙がったモンスター達との顔合わせ、及び魔法界における常識やモンスターとしての生き方を学ぶことだ。顔合わせについては今調整中だからまずは俺とモンスターについて勉強だな」


「はーい。よろしくお願いしますロイド先生!」


「ううむ。心して聞けよ」


少年然とした先生は僕の言葉に少しうれしそうな顔で頷いた。


えっ眼鏡かけながらそんな顔しないでください隠しているオタクな僕が出てきてしまいますかわいっ。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ