すごく雑なおまけ
「ああぁ↑〜〜〜〜可愛いですぅ〜〜最高ですぅ〜〜〜誰ですかこんな最高な仕事したのぉ……あっ私でしたぁ」
『ええ……誰これロイ?マジ?趣味?』
「改めて見ると綺麗な顔してるよねロイドくん。仕事中はいっつもすごい殺伐とした表情してるから忘れがちだけど」
「それは博士の自業自得でしょ。ロイドの昔話聞いたけどちょっと酷すぎるよ。いい加減本気でモンスターの心とか道徳とか学んだ方がいいって」
「うーん、現在進行形で中々なことしてる君に言われたくはないけどねえ。これはモンスターの道徳的にどうなんだい?」
「可愛いものを世界中に知らしめるのは善行でしょ。親善大使として当然な行いですよ。ねえミモザ」
「その通りですぅ!!!!!!!!」
「うわ、すっごい力強い肯定だ。びっくりしちゃった。……なんかこれだけだと寂しいねえ。どうする額縁の周りを飾る花でも買ってくる?」
『言うてフリントもノリノリ……ラウズレてる。右もうちょい上』
「エイデルもノリノリやんけ。これでどう?」
『おけー』
「はぁはぁはぁ最高ですぅマジやばいですぅ。ラウちゃんもロリータ着ませんかぁ?ロイ子ちゃんと並んでくれませんかぁ?」
「絶対嫌」
「はよざいまーす。なあ今日ラウ検査日なのに検査室にいねえんだけど、もしかしてこっちに来てる……」
「「『「あ」』」」
朝の挨拶と共にスライドドアを開けて入ってきたロイドと全員の目があった。
彼は同僚のアルラウネが床に転がって鼻血を出しながら悶えているのに怪訝な顔をし、実験体の巨犬が自分を見て『うわでたっ』とドン引きした顔をしたのに首を傾げ、上司が蜘蛛糸を出して何かを吊っているのに気付き──そしてその下で、探していたモンスターが額縁入りの己の女装写真(引き伸ばし済み)を研究室の壁に飾ろうとしているのを見咎めては、手に持っていた書類をバサバサ落とした。
そして、
「───ラウゥゥウウッ!!!」
「僕パーシーに見せるなしか言われてないもんねーっ!!エイデル大使室に『時空渡り』!!この引き伸ばし写真魔法界中にばら撒くぞ!!」
『がってん』
「待てコラァアアッ!!!」
大量のスケルトンを召喚し僕らを取り押さえようとするブチ切れアンデッド。
怒りに任せた猛攻をエイデルの背に乗って躱した僕は、大量に焼き増しした写真を持って時空の狭間へと逃げ込むのだった。
とりあえずベルには高値で売り捌きました。




