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第十二話

「よし、エルバストに行くメンバーを決めよう。」


俺達はエルバストと同盟を組むために、エルバストへと行くメンバーを決めることにした。

数間は、家のことがあるからお留守番するという。

冬樹は、アリネスのことがあるから、ちょっと遠慮すると言っていた。


「となると、どうしようかな……。」

「あなたあなた、私は?」

「お前はお留守番な。」


俺の言葉に、瑠莉奈は、ぷぅと頬膨らませる。

初めて会ったときみたいに、守りながらはきついからな……。

何かあってもいけないからね。


「殿! それなら、私がお供させていただきます!」

「そうだね、一人目は桜にしようか。」


桜は、よし! とガッツポーズを決めていた。

そんなに嬉しかったのかな……。


「あとは流ノ介かなぁ。」

「俺っちすか?」

「うん、いざというときの後衛で活躍してくれるかもだし。」


俺の言葉に、流ノ介は了解と頷く。


「残った人たちは、この城を守ってほしい。」


こうして、エルバストへと行くメンバーが決まった。


出発の時、鍛冶屋の頑鉄さんが近づいてくる。

その手には、二振りの刀があった。


「殿よ、注文通りの刀ができたぞ。」

「本当? ありがとう! 頑鉄さん!」

「ふっ、気をつけてな。」


俺達は馬車に乗って、エルバストへと向かっていった。



その途中、ゴブリンの大群が現れる。

どうやら、あの時の仕返しだろう。


「殿、ここは私が――」

「うんにゃ、俺がやるわ。」

「しかし……。」

「この刀の性能も、知りたいしね。」


俺がそういうと、桜は、お気をつけてと後ろに下がる。

それを確認すると、俺は刀を一振り抜く。


「軽いな。」


そういうと俺は、ゴブリンの大群に突っ込む。

それに驚いているところに、俺は刀を振るう。


「ゴブ!?」


一瞬で数体倒すと、残ったゴブリンが驚いている。

しかし、本当に軽いな、『日光』と名付けよう。


「ゴブゴブゴブ!!」


一体のゴブリンが、大声を上げる。

すると、草むらから、狼型のモンスターが現れる。


「殿! そいつは、ブレイブウルフです! 牙にはお気をつけを!」


桜の言葉に、俺は頷くともう一振りの刀を抜く。


「グルルルア!!」


ブレイブウルフが俺に牙をむいて、飛び掛かってくる。

俺はすれ違いざまに、刀を振るう。


「グルギャ!?」


ブレイブウルフは断末魔を上げながら、魔石になる。

ちょっと重いけど、簡単に敵を倒せるな。

もしかして、ゴーレムの素材を使ってるのかな?

よし、こっちは『月光』と名付けよう。


「ゴブゴブ!?」


ゴブリンは、そんな馬鹿な!? と言っているような顔をしている。


「試してみようか、二刀流抜刀術『裂空斬』!!」


俺は日光と月光を交差に振るい、斬撃波を放つ。

ゴブリンの軍団は、斬撃波にやられ、魔石へと変化した。


「おぉ、すごいなこれ……。」

「さすがは殿です!」

「あれだけの大群を、あっという間に倒しちまうなんて、すごいっすよ!」


桜と流ノ介が称賛の声を上げる。

俺は、照れながらも、血をぬぐい鞘へとしまう。

そして、馬車へと乗り、エルバストへと向かう。




馬車に揺られながら三十分後、エルバストの門へと近づいていた。

俺達は、馬車にお金を払うと門へと近づく。


「失礼、貴方たちはどこから?」


門番へが俺達へと質問する。


「我らはヒビキの国から来たものだ。」

「そうでしたか、では、お通りを。」


桜が門番兵の質問に答えると、門が開かれる。

そして俺達は、エルバストへと足を踏み入れた。



「おぉ、さすがはエルバスト、賑わってるすね。」


街は活気にあふれてた。

お店は勿論、子供たちは戦いごっこや、追いかけっこなどをして遊んでいる。


「とりあえず、魔石を売りに行くか?」

「承知しました。」

「了解っす。」


最初に魔石を売りに行くために、俺達はギルドへと向かう。

ギルド『ウェルドルア』に着き、俺達は扉を開ける。

そこは、まさしく冒険者んおギルドと言ったところか、沢山の冒険者がいた。


「いらっしゃいませ、受付はこちらですよー!」


受付嬢の言葉に従い、カウンターへと向かう。


「ご用件は何でしょうか?」

「魔石を売りたいのだが。」

「はいはい、では、こちらへお出しください!」


俺達は、袋に入っている魔石をカウンターへと出す。

受付嬢は虫メガネを取り出すと、魔石を鑑定する。


「ゴブリン数十個と、ブレイブウルフ一個ですね! では、こちらになります!」


鑑定が終わると、お金の入った袋が出される。

あまりの多さに驚いていると、桜は慣れたように受け取る。


「魔石も売れたことですし、本題の城へと向かいましょうか。」

「その前にっと。」


流ノ介は、何やら受付嬢と話している。

受付嬢は驚いた顔をすると、何かを書いて、流ノ介へと渡す。

それを受け取ると、流ノ介は俺達のところへと戻ってくる。


「流ノ介、それは?」

「紹介状っす、これがないと城には入れませんから。」


ね? と桜を見る。

忘れてたのだろうか、桜はゴホンと咳を出す。

ギルドを出て、俺達は城へと向かう。

はたして、同盟は組めるのだろうか?

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