キラリが言うことにゃ
彼女はリョウの反応から
言語が通じていない事に気付いたのだろう。
再び何事か話しかけた。
それもやはりリョウが
理解できる言語ではなかった。
その時
「あ、そーだよね!
全然違う所から来たんだもんね!」
手をポンと叩き、緊張感の欠片もない様子で
クリスはにこにこと彼女に話しかけた。
とはいえ彼女に伝わっている様子はない。
「じゃあこれ、あげるね♪」
何もなかった手のひらを一度握って、
再び開けると耳飾りが出現する。
緑と青が入り交じったような
不思議な色合いの石が嵌め込まれた
その耳飾りを彼女につけた。
手品のようなその一連の作業は
ほんの僅かな一瞬。
だが、
「…あの。」
彼女の声を言語化する効果は抜群だった。
その成果に内心舌を巻きながら、
リョウは話しかける。
「痛いとこないか?災難やったな」
「いや…途中あちこち
痛かった気がするけど
今は大丈夫…。
よくわかんないけど、
多分助けてくれたんだろ?
ありがとう」
戸惑いながらも笑いかける彼女は
どう見てもイケメンだった。
うっかりホレてまう人多いやろうなーと
思うリョウの横でクリスが挙手する。
「はーい!ぼく、クリスだよ♪
傷を治したのもぼくなの♪
他に痛いとこなーい?」
「俺の名前はキラリ。
ありがとう。お陰で助かったよ」
よかった~♪と
にこにこ微笑むクリスの隣で
エイミーが虚ろに挙手する。
「…はーい。セクシー担当エイミーよ。
好きな武器はなにかしら?」
「好きな武器…?え…武器…?
銃よりはナイフ…?」
素直な人物らしい。
戸惑いながらも律儀に質問に答えている。
「…いいわね。好みの刃渡りは?」
「はいストーップ!」
間髪いれずにリョウが間に入った。
初対面二言目に刃渡りきく奴は
ヤバイと思う。
いやいつもヤバイ奴だけれども。
「お腹減ってへんか?
宿屋で準備してもらうから、
その間に色々説明しよか。」
読んで下さりありがとうございます✨




