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世界のこれから

「これが・・・本来のこの世界・・・これからどうなるのでしょう?」


そう呟いたのは命だった。何時の間にか命達もフリーチェの部屋に入って来ていた。その事に気付いていなかった一日達は思わず驚いた顔を見せる。だが彼等には最早、その点について突っ込む気力は無かった。


「どうなる・・・か。それはこの世界の人々が決めていく事よ。新たな秩序が作られるのなら秩序が作られ、弱肉強食の理が支配するのであれば弱肉強食の世界となる。私達がするべき事は滅亡へと向かう場合のみ介入し、それ以外は見守る事よ。最も、それはこの世界に限った事ではないけど」


画面を見ながら語る一日。どこか達観した様子だがその内心はやはり複雑であった。


「この世界に限った事じゃない・・・か。確かにな。俺達の世界も新たな一歩を踏み出し始めた。それがどんな形であるにせよ。俺達には・・・」

「うん、それぞれの世界を発展させていく責任がある。一日ちゃんと会うまでは考えもしなかったことだけど・・・今ならそれが分かる!!」

「ここまで来て放り出すなんて無責任すぎるもんね。そんな事をしたらフリーチェ様に顔向け出来ない」


回帰達もそれぞれ語り始める。その顔には強い決意が現れていた。


「・・・そうね、そうだわね!!ここで落ち込んでいる時間はあるのかもしれない・・・だけどその後には新たな世界を発展させていかなければいけない。こうしている間にも世界は動いていくのだから!!」


そう発言した一日の声には活気があった。否、元々あった活気が戻っていた。


「なら、まずはそれぞれの世界をしないとね。今までみたいに皆とは会えなくなるかもしれないけど」

「でも、ここの面々の仲が切れる訳じゃない。世界を繋ぐ存在となれるのだから」

「お互いの世界で刺激を与えあって、更なる発展が望めるかもしれないしね」


再びそれぞれの思いを口にする回帰、ヒリズ、神消、すると一日も


「なら、動き出しましょう」


と告げる。


「うん、それじゃ・・・暫くの間・・・さよなら!!」


そう告げた後、それぞれ外に出て自分達の世界へと向かう回帰達、それを見届けると一日は


「さて、じゃあ私も・・・」


といい、自分の部屋へと向かっていく。その傍に近づく命は


「世界の発展ですか、でも何をするつもりなの?」


と一日に聞く。


「とりあえずはさっきフリーチェ様の世界に対して決めたことと同じ。当面は流れに任せ、危険を感じた時だけ介入する。依存を避けるためにもね」

「勿論、僕達も協力するよ」


一日の返答に対し、満面の笑顔で答える命。それには周囲の面々も頷いていた。

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