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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第3章
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管理01


 結界の中、ホッと一息をつく。

 魔物討伐をしていた事もあり、知らず知らずのうちに身体が緊張していたのだろう。


雛乃(ひなの)。何か口にする物はあるか?」

「えぇ、あるわよ。」

 当たり前のように、(ひな)が飲食物の担当になっている。

 悠希(ゆうき)に声を掛けられ、(ひな)は自分のマジックバックから一揃えのテーブルセットとお茶、お茶請けとしての軽食を出した。


 凄いよねぇ、こんなに簡単に用意出来るなんて。っていうか、いつ作ってるんだろ。

 っていうか、(ひな)悠希(ゆうき)に対して、人見知りを発動する事がなくなったよね。


「どうしたんだ、(ゆい)。ぼ~っとしてると、お前の分がなくなっちまうぞ?」

「え…えっ、ダメダメ~っ。」

 そんな感じで二人を観察していたら、悠希(ゆうき)から不穏な言葉を投げ掛けられた。


 私だってお腹空いてるんだから、全部食べられちゃ困るっ。

 慌てて用意された席につき、ありがたく準備が整った軽食に手を伸ばす。


「そう言えばね、(ゆい)。さっきの話なのだけれど。」

 ある程度、テーブルの上の物がお腹に収まった頃、(ひな)がゆっくり話し出した。

 さっきの?…あぁ、私が聞いた件だよね?

「うん、何かあったの?」

「何だよ、さっきのって。」

 私が話に食い付いたところで、悠希(ゆうき)が間に入ってくる。

「もう、悠希(ゆうき)ってば、うるさい。今からなんだから、静かに話を聞くのっ。」

 即座にダメ出しをして、彼の口を閉じさせる。


「あの…、それほど重要な事ではないかもしれないのだけれど。」

 二人に食い入るように見つめられ、少しだけ(ひな)が引いてしまった。

 うん、大丈夫。それがどんな事でも、私…私達は怒ったり笑ったりしないって、誓えるもん。

「風の便(たよ)りに、像がおかしな集団に囲まれていると聞いたのよね。」

 (ひな)はそう、顎に指を当てて告げた。

 おかしな集団とは、いったいどんな人達なのだろう。


「あ、それなら、俺も聞いたぞ?武装してるってのもな。」

「武装?…それ、冒険者かな。」

 悠希(ゆうき)が続けた言葉に、私は小首を(かし)げた。

 冒険者も、武器や防具を装備する。集団で大きな魔物と戦う事だってあるから、一概(いちがい)におかしな、とは言えないのだ。


「まさかの科学者、だったりしてな。」

 冗談のように笑顔を見せる悠希(ゆうき)

 相手が科学者だったら、世界の欠片を探すのが大変だなぁと、私は現実問題を心配する。

 そして(ひな)が取り出した地図に三人で視線を落とし、現在地から程近い目的地を思った。


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