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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第3章
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記憶の欠片と高級食材02


 私は最後にお汁を飲み干し、満面の笑顔を浮かべていた。

「…それで、今回は何を見たのかしら。」

 食事を終え、口元を布巾で拭きながら、(ひな)が問い掛けてくる。

「ふえ?…あ、さっきの?」

 間抜けな返答をしてしまった私だけど、(ひな)の質問の意味に行き着く。

 食事中に、また例の心眼(しんがん)が発動してしまったのだ。

 確か…と、私はその時を思い返す。

 白昼夢のように現れる心眼(しんがん)は、意識していないと忘れてしまう事もある。

 あまりにも自然に、私の中で世界が広がるからだと思う。


「えっとね…、鳥だった。」

「はあ?」

 私の言葉に返された第一声は、悠希(ゆうき)のそんな声だった。

「もう、まだ話始めたばっかなんだからっ。」

 即座に話の腰を折られ、私は憤慨しながら唇を(とが)らせる。

  だがそんな唇も、瞬時に悠希(ゆうき)()ままれた。

「そんな顔してると、アヒルになるぞ?」

 楽しそうに笑いながら、いつもの台詞を返す悠希(ゆうき)

「だから、本当にアヒルになっちゃうじゃんっ。」

 唇はすぐに解放されたものの、私は半分涙目で訴える。

「ははははっ。」

御門(みかど)さん、話が続かないわ。(ゆい)、続きをどうぞ。」

 からかって笑う悠希(ゆうき)に、静かに(ひな)が告げた。


 うん。静かな指摘は、時に怖いよね。

 すぐに口を閉ざして、真面目な顔をする悠希(ゆうき)

 私の怒りはまだ(おさ)まらなかったけど、(ひな)が話を聞く場を用意してくれているのは判った。

「うん。あのね…。」

「あ、ちょい、待ち。障壁ノ魔法…絶対防御。」

 (ようや)く話そうとした私だったけど、すぐに悠希(ゆうき)に止められる。

 彼は小さな声で魔法を唱え、お店の中なのに、私達テーブルだけを結界で囲ったのだ。


「だ、大丈夫なの?」

「問題ないさ。とりあえず、旧世界関連の情報は極秘って言ったろ?」

 不安に()られた私が問うも、悠希(ゆうき)はケロリとして答える。

 何が大丈夫なのか、サッパリだよ。

 でも、誰に聞かれるとも分からないからね。

 慎重すぎるくらいがちょうど良いんだっけ。


「えっとねぇ。あ、飛んでいたのは言ったけど、何処だと思う?」

「だから、それを聞いてるんだろ?っか、人だけじゃないのかよ。心眼(しんがん)が発動するのって、動物なんでもあり?」

 私の問いはすぐさま流され、悠希(ゆうき)(わず)かに眉根を寄せる。

 あ、それもそうだよね。

 今まであったっけ?


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