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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第3章
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訪問者04

「とにかく、アレからは離れよう。本当の目的も分からないからな。近付かないに越した事はない。」

 警戒心を緩めず、悠希(ゆうき)はカボチャさんから距離を取る事を(すす)める。

 まぁ…私も今のあの状態じゃ、仲良くしたいなんて思わないんだけどね。

 (ひな)も反対意見がないようで、私の背中に隠れつつも頷いている。

 そこで私達は、背後にカボチャ(あたま)さんを放置したまま、悠希(ゆうき)をボディーガードにして移動したのだ。


「…ここまで来れば、とりあえずは大丈夫か?」

 (いま)だに背後に警戒心を向ける悠希(ゆうき)だったが、そこで私と(ひな)は、緊張の解放からその場に座り込む。

「はぁ~…、何だかとっても疲れたよ。」

「そうね。」

 私のぼやきに、(ひな)が静かに応えてくれた。

 けど顔色が悪く、人見知りの彼女からしてみれば、大きなストレスだったんだろうと推測される。

「大丈夫か?二人とも。」

 気遣わしげに悠希(ゆうき)が顔を寄せてきた。

 …っていうか、近いって。

 私は(ひな)と違って人見知りじゃないけど、こうも照れもなく顔を覗き込まれると、さすがに困惑してしまう。

「で、あの事はどう思う?」

 少しだけ身を引いた私を気にする様子はなく、悠希(ゆうき)は先程のカボチャ(あたま)のジェスチャーを思い出しているようだ。

 でも確かに、あのジェスチャーは自由の女神だったと思う。


 私の視線を受けて、(ひな)がマジックバックから文献の控えを取り出す。

「…そういえば、あのおかしな人物、この文献を気にしていなかったかしら。」

 けど、それを開く事なく、ジッと折り畳んだ羊皮紙を見つめるだけだ。

「どういう事だ?アイツ、兜を(かぶ)ってたから視線までは分からなかったし。そもそも存在自体が怪しすぎて、俺は細かな部分に意識が向かなかったな。」

 悠希(ゆうき)(ひな)の言葉を受け、一人反省会をしている。

 何よ、いったい。

 ここは私も同じように、反省をしないといけない感じ?


「とにかく、付け狙う奴等がいる事は確かだな。過ぎる警戒をしたところで、被害が出ないに越した事はない。」

 結論を出した悠希(ゆうき)は、そのまま私達を見回す。

 反省をするのはもう終わりで、これからは周りに気を付けろって事かな?


 私は自分なりの解釈をしながらも、軽く首を(かし)げた。

「障壁ノ魔法…絶対防御。」

 すると突然、悠希(ゆうき)が私達三人を取り囲む半透明の壁を作り出す。

「これからは結界内部以外、世界の欠片情報の公開を禁止しよう。」

 そして続けられた言葉は、本格的に危機感を(あお)るものだった。

 今まで世間話のようにしてきた作戦会議は、何故か外部に漏れているらしいという事は、私にも理解出来たけど。

 でも一応、誰もいない事を確認していたのになぁ。


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