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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第2章
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光の連鎖01


 無事(?)、自称バーニーを飛ばした(あと)、私達は崩れた凱旋門(がいせんもん)を中心に、世界の欠片を探し始める。

 けど、そこは100年という年月だ。

 周辺は凱旋門を形成していた石が崩れ、ほぼ砂となったそれに埋もれている場所もある。

 もう、砂漠で落としたお金を探している感じかな。

 …正直(しょうじき)、嫌になる。


「ないな~。本当にここにあるのか?」

 悠希(ゆうき)がボヤきながらも、辺りの手頃な大きめの石を持ち上げ、その下を探している。

 それでも何となく、私に不平を言われている感じがして、思わず首を(すく)めてしまう。

「大丈夫よ、(ゆい)。私は貴女の直感を信じているもの。」

 柔らかい笑顔を見せてくれる(ひな)

 癒される~。

 いやいや、それでも私だって自信がないもん。

 心眼(しんがん)で色々な夢を見るけど、それが本当に現実に繋がっているのかなんて分からない。


「この際だからぁ…。」

 不意に、悠希(ゆうき)の呟きが聞こえてきた。

 視線を向けると、彼は別の大きな石を浮かせ、下を探している。

 どうやら、特別誰かに訴えている訳ではなさそうだ。

「前の欠片に聞いてみるってのはどうだ?…いや、でもなぁ…。」

 ブツブツと続くその様子から、(たん)(ひと)(ごと)を言っているのだと分かる。

 けど、思わず私は(ひな)に視線を向けた。

 おぉ、目が合ったよ。

 どうやら、考えた事は同じだったようだね。


 私がマジックバックに手を添えると、(ひな)が頷く。

悠希(ゆうき)。」

 その背に声を掛け、視線を向けさせた。

 独り言とは言え、彼の発案である。

「欠片?…どうするんだよ。」

 悠希(ゆうき)は私の手にしている物を見た(あと)、不思議そうに首を(かし)げた。

 さっき自分で言ってたのに、もう忘れちゃったのかな。


「言ってたじゃん。欠片に聞いてみたら、って。」

「へ?………あ、さっき俺、喋ってた?」

 私の言葉と(ひな)の視線から、(ようや)く自分の発言が(もと)だと気付いたようだ。

「えっ…、だけど…どうやるんだ?」

 少しだけ言い(よど)んだ悠希(ゆうき)は、戸惑いと共に告げる。

 うん、至極(しごく)(まっと)うな質問だね。

 っていうか、そんなのは私も知らないんだけど。

「分からないけど、分かってよ。」

「は?」

 強引な私の言い回しに、またしても間抜けな返答をする悠希(ゆうき)だった。

 珍しい。でもそうさせたのが自分だと思うと、何故か楽しい。


 この世界と旧世界では、何から何まで違う。魔法も魔物も、あっちにはなかったのだ。

 それでも私は今、ここで生きている。


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