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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第2章
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潔(いさぎよ)い降参05


「何言ってんの、キミ。僕は(いさぎよ)く降参したでしょ。今更(いまさら)何さ。」

 手元はそのままに、自称バーニーは視線を鋭くする。

「降参はした。解放を条件に、情報ももらった。」

「それなら問題ないじゃん?」

 けど、悠希(ゆうき)は引かない。

「でも問題が出た。」

「何でっ?」

「彼女達が、このままでは怖いと訴えかけてきている。」

 感情なく答える悠希(ゆうき)は、そう言いながら後方にいる私達を軽く親指で示す。

 ん?何言ってんの、悠希(ゆうき)

 私、怖いなんて一言も言ってないじゃん。


 思わず足を踏み出しそうになった私だったけど、ツンと後ろから袖口を引かれた。

「ダメよ、(ゆい)。」

 (ひな)のニッコリ笑顔で(とど)められ、このままで良いのだと告げられる。

 何となく()に落ちないけど、(ひな)の言う事はいつも正しい。

「……分かった。」

 不満が顔に出て、意識せずとも唇を(とが)らせてしまった。

「ほら。そんな顔をしていたら、また御門(みかど)さんに()ままれるわよ?」

「っ?!」

 やんわりと告げる(ひな)

 そりゃ、思わず唇を両手で(ふさ)いで振り向いちゃったよ。

 だ、大丈夫。

 悠希(ゆうき)はまだ自称バーニーと一緒にいるし、私のこれにも気付いてないようだ。


「で、どうせだから希望を聞こうと思って。」

 悠希(ゆうき)の声が届く。

 どうやら、まだ自称バーニーと交渉中らしい。

「しかし…それならば僕は、女の子(レディ)達の誤解を解かなければ…。」

「物凄い銃撃をしてきた相手に?(あき)らかに俺がいなければ…っていうか、防御しなければ当たってたよな。」

 自分が怖がられていると聞いた自称バーニーの反応は変だったが、この場合は悠希(ゆうき)の意見が正しい。

 あのガトリング砲を私達にも向けたのは、明確な殺意ととられて(しか)り。

 あいにくと悠希(ゆうき)の防御が完璧だったから無傷なだけで、並みの障壁じゃ(みんな)(そろ)って蜂の巣だ。

「……………………それもそうか。」

 酷く返答までの時間を(よう)した自称バーニー。

 ()が長いわっ。

 そこまで考えなくても分かるでしょ、普通。

 大声で突っ込みたくなった私は、ポンと肩に置かれた(ひな)の手で、堪忍袋の尾が切れるのを紙一重で(とど)めた。

「分かったよ。それでは、この近くの町までお願いしたいのだが。…ちなみに、それは安全なのかい?」

 渋々といった様子であったものの、自称バーニーは悠希(ゆうき)()()にのる。

「まぁ………、それなりにな。死にはしないさ。」

 (わず)かに言葉を濁しながらも、悠希(ゆうき)は結構酷い答えを返していた。

 それで良いの?


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