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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第2章
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科学武器05


 もう、何が何だか分からなかった。

 ただ私と(ひな)は、その場に立ち尽くしていただけ。

 でも事態は刻一刻と変化していて、気付いた時には既に終わっていたって感じ。


「……何、どうなったの?」

 思わず、誰ともなく問い掛ける。

 勿論、答えが返ってくるなんて期待、全くしてなかったんだけどね。

御門(みかど)さんが、科学者からの銃弾を全て切り落としたのよ。」

 私のすぐ横からの言葉に、唖然(あぜん)としながら振り返る。

 内容も内容だったけど…思わぬ方向からの返答で、咄嗟に顔が作れずお間抜けになっちゃったよ。

(ひな)……えっ?…あれ、見えたの?」

 無意識の動作で悠希(ゆうき)()しながら、それでも私は聞かずにはいられなかった。

 っていうか、何がどうやって発砲された銃弾を切り捨てられるってのよ!

「全部ではないけれど、御門(みかど)さんが細身の刀で断つ姿は確認したわ?あぁ、ほら。彼の足下(あしもと)に、分割された弾頭が散らばっているから。」

 (ひな)は冷静だった。

 つまり、ただ立ち尽くしていたのは私だけって事らしい。


「さすが、回転式拳銃(リボルバー)の使い手なだけはあるね。残念だけど、私は全く分からなかったよ。」

 自嘲気味に笑ってみせる私。

 でも、(ひな)はゆっくりと首を横に振った。

「私の場合は風の力も借りての知覚だから、(ゆい)と比べるのは違うかしら。それにしても御門(みかど)さんの剣術、早いわよ?」

 そして(ひな)は、視線を悠希(ゆうき)へ向ける。

 つられるように私も悠希(ゆうき)を見るが、剣術の早さはハッキリ言って分からなかった。

 手元が消えただけで、次の瞬間にはカラカラと地面に散らばる何かの音。視線を彼の足下に送り、(ようや)くそれが弾頭の欠片だと分かる。

 辺りの空気を銃声と硝煙(しょうえん)が支配する中にいて、その中で悠希(ゆうき)はそれに染まっていない。

 二丁の銃身を両手に構えた自称バーニーの表情が、(あき)らかに悪くなっていた。


 まぁ、分からなくもないんだけどね。

 だって、人間(わざ)じゃないもん。飛んでくる弾頭を日本刀で割るなんて、何処の漫画よ。

 …あ、旧世界の文化にあった創作の絵物語の事ね。

 今の世界じゃ、生きるのに精一杯だから、そういった娯楽はごく一部の富豪層にしか流行(はや)ってないの。

 

 って事はさておき、本当に悠希(ゆうき)ってば、何者なんだろ。

 魔法も剣術も、年齢を考えるとチートすぎない?

 あ、チート?これも旧世界の文化だった。

 えっと…、ズルい?規格外?

 と、とにかく…今は私と(ひな)の味方なんだから、強いに()したことはないんだよね?


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