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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第2章
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科学武器04


「そんな事、言ったってだな……。武器には使用限界ってものがあって、だ…。」

 言い訳のように、自称バーニーがブツブツと口ごもる。

 科学武器じゃなくても、魔法にだって使用限界はあるんだから。

 どんな力も、使い方を考えなきゃならないのは当たり前だよ。

「バッカじゃね?そんなの当たり前だろ。それを考えて使うのが、使用者の能力ってもんだ。まともに使えないんだったら、力なんか行使するんじゃねえっ!」

 鋭い声をあげる悠希(ゆうき)

 どうやら自称バーニーの今の言葉は、彼の正義に(はん)したようだ。


「か、科学者が科学兵器を使って、何が悪いって言うんだ?」

 少し狼狽(うろた)えながらも、自称バーニーは悠希(ゆうき)に食って掛かる。

「はあ?お前、マジで言ってんのか?」

 その言葉に、悠希(ゆうき)の周りの空気が変わる。

「そんな奴等が、考えなしに世界を破壊するんだろうが!」

 叫ぶように言い捨てた瞬間、彼の周囲を(おお)っていた電気が周囲に放たれた。

 けれども勿論、人には全く当たらない。

 そういうふうに放出したんだろうけど、悠希(ゆうき)を怒らせたらヤバいって事は分かった。

「ま、魔法使いだって同じだろうっ?!」

 自称バーニーは、悠希(ゆうき)の怒りに負けじと言い返す。

「だから、考えなしに力を使うなって言ったんだっ。魔法だろうが科学だろうが、力を行使する(がわ)は、()が為なの力かを常に考えなくちゃなんねぇんだよっ。」

 鋭く、強い言葉だった。

 これが悠希(ゆうき)の正義なのだろう。

 重いって言えばそうなんだろうけど、正論でもある。

 私はそこまで考えてないから、その点で言えば、悠希(ゆうき)の正義に(はん)するんだろうな。


「ええいっ、うるさいうるさい!僕は女の子(レディ)の改造が出来れば、それで良いんだっ。」

 開き直ったのか、自称バーニーが叫んだ。

 そしてまさしく棒人間となったロボットから、二丁の銃を取り出す。

 銃身が長く、狩猟用の銃に似ている。

 でも明らかに大きな弾倉が付属しているので、それがただの猟銃でない事は分かった。

()りもせず…。」

 感情なく、悠希(ゆうき)が呟いた。

 背中しか見えないから、どんな表情なのか分からない。

 けど、絶対に怒ってるよね。


 二人が無言で(にら)み合う。

 どちらも微動だにせず、何かの切っ掛けを待っているようで…。と、ここで一陣の風が吹き抜けた。

 自称バーニーが両手に構えた銃から発砲。

 音と硝煙(しょうえん)が、周囲を我が物顔に占有(せんゆう)していった。


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