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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第2章
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科学武器01

「冗談だろ…。」

 呟く悠希(ゆうき)の声。

 目の前にガトリング砲を突き付けられ、平生(へいぜい)を保つ事は難しい。

 っていうか後ろにいる私達も、あれが火を()けば無事では済まされないのだ。

「ふふふふふふふふ…、どうだい?惚れ惚れするだろ?マドリンは見て分かる通り、ガトリング砲搭載型人形(ひとがた)ロボットさ。この外見は柱のように細いが、背中側に胴よりも太い弾倉が搭載されている。胴半分には太陽電池を使った充電式の電池が搭載されていて、残る半分は弾倉が格納されている優れもの。その為手足は短く、直立時2.5m。二足歩行可能さ。攻撃時は四足歩行型に変わり、頭頂部の砲身から1分間に700発の弾丸を発射する。」

 蘊蓄(うんちく)(つら)ねる自称バーニーは、周りの誰も真摯(しんし)に聞いていない事など、お構い無しである。


 (なか)唖然(あぜん)としていた私は、後ろから(ひな)に裾を引っ張られて振り返った。

「あの人…何故あぁも詳しく、自分のロボットの仕様説明をしているのかしら。」

 小声ではあるが、明確な疑問を向けてくる(ひな)

 だよねぇ。

 何となく、欠点的な物も知られちゃったりするかもしれないのに。

「さぁ?よほど、自信があるんじゃないかな。でもガトリング砲って、使用弾丸数が半端ないんじゃなかったかな。弾倉に大量の弾を詰めていても、数分で射ち終わってしまうとかだったような…。」

 いつか文献で見た知識を、うろ覚えながらに呟く私。

 必要弾丸数が一度に大量消費する為、持ち運びの観点からも重量が(かさ)んで実用的ではないとあった。

 確か、発射機構から弾倉まで含め、100㎏は(ゆう)に超すとか。


「オッサン…知識と筋肉だけじゃ、魔法相手に勝てないっての。」

 小馬鹿にしたような悠希(ゆうき)の声に、私は(ひな)と顔を見合わせる。

 どうやら、悠希(ゆうき)はあのロボットの弱点が見えたようだ。

「何を言っているんだ、キミは。僕のマドリンが、魔法使いなんかに負け…えっ?魔法使い?キミが?」

 自称バーニーが自信に(あふ)れた表情から、次第に驚愕へと変化していく。

 中々に見物(みもの)だった。

「いや…、だがしかし…。」

 何やら呟いている自称バーニー。

「パペット使いを潰した事は、既に聞いてるんだろ?」

 上から目線の悠希(ゆうき)は、(ひと)り考え込む自称バーニーに声を掛ける。


 パペット使いとは、前回東京タワーで襲ってきた科学者の事だろう。

 確かにあの人は、4体のロボットを(あやつ)っていたのだ。そう言えなくもない。

「あ、あぁ…。だが、方法や相手までは聞いていない。興味がなかったからね。」

 思考の最中に問い掛けられた事もあってか、一度悠希(ゆうき)に視線を向けた後、再度少しだけ考える素振りを見せた自称バーニー。

 けど無視する事なく、答えてくれた。

 バカ変態ロリコンナルシストは、人が悪いという訳ではないらしい。


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