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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第2章
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ナルシスト登場04


「やめてください。怖がってるじゃないですかっ。」

 思わずキツく告げてしまった。

 けど、自称バーニーはそれくらいではへこたれない。

「おぉ~…、栗色の女の子(レディ)。僕が、黒髪の女の子(レディ)にばかり気にかけるから、嫉妬してしまったのだね?大丈夫。僕は全ての女の子(レディ)と、僕の肉体美について語り合いたいのだから。」

 大袈裟に身ぶり手振りで自分好きを語る自称バーニー、ヤバい。

 ロリコンなだけじゃなく、ナルシストだ。

 って、筋肉マッチョは大概(たいがい)そうだよね。


「行こうぜ?ここにいると、バカと変態が移る。」

 悠希(ゆうき)が、私達を囲うように手を伸ばしてくる。

 本当は世界の欠片を探したかったけど、他の人がいたら無理だもんね。

 渋々ながらも、その場を離れようとした私達。

 だけど、そう簡単には解放してもらえなかった。


「待つんだ、女の子(レディ)達。この辺りに、光る球を見なかったかい?これくらいの…、キラキラと光る球体なんだが。」

 自称バーニーは、背を向けようとした私達に、とんでもない質問をしてきたのだ。

 彼の右手で示された大きさ、それはまさしく、世界の欠片の事。

「知らねぇよ。俺等だって、さっきここに来たばかりなんだ。」

 すぐに悠希(ゆうき)が答える。

 私は驚きのあまり、お目目パチクリしただけだった。

「そうか…、残念だ。僕はこの辺りにあるという情報を聞いただけだからね。」

 自称バーニーは、(ひと)(ごと)のように呟く。

 っていうか、聞いたって…誰から?


「オッサンが俺等に声を掛けたのって、それが目的?」

 もはや当たり前にオッサン呼びの悠希(ゆうき)

 彼には世界の欠片その物を見せてるから、自称バーニーが言っている物が何なのか分かってる筈だ。

「そうなんだよ。野郎には興味はないが、女の子(レディ)が二人もいては、声を掛けないではいられないだろう?」

 けど、自称バーニーは気にした様子もなく、何故か胸に片方の手を当てて、もう片方を私達の方へ伸ばしてくる。

 いやいや、何なの、そのジェスチャー。

「ふぅん。で、それを見つけてどうするつもりなんだよ。」

「さあね?僕には興味のない事さ。僕は僕の肉体美と女の子(レディ)がいれば、何も必要としないのだからね。」

 核心をついた悠希(ゆうき)の問い掛けも、自称バーニーには通じなかった。

 ロリコンナルシスト、半端ではない。

「…あっそ。んじゃ、俺等は旅の途中だからもう行くな。」

 話が通じないのと、私達の危険性を考えた為か、悠希(ゆうき)は早々に撤収する事を告げた。

「待ちたまえ。」

 だが、自称バーニーには、それすらも通用しない。

 そしていつの間にかその隣に、全身をマントで隠した、細身の何者かが立っていたのだ。


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