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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第2章
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ナルシスト登場03

「それであの人は、どのような用件なのかしら?」

 (いが)み合う悠希(ゆうき)と自称バーニー。

 そこで、それまで静かに見ていた(ひな)が、私にそっと問い掛けてくる。

 勿論、自称バーニーの事だ。

「おぉ~、黒髪の女の子(レディ)。貴女は僕の事を美しいと言ってくれるんだね?」

 だがその言葉に何を勘違いしたのか、自称バーニーが腕を広げながら(ひな)数歩(すうほ)歩み寄る。

 即座、サザッと砂を引き、悠希(ゆうき)と私が自称バーニーと(ひな)の前に立ちはだかった。

 人見知り発動中の(ひな)は、素早く私の背に隠れる。


 それ以上、私の(ひな)に近付かないでよねっ。

 そんな気持ちをこめ、鋭い視線を向ける私。

 でもこの自称バーニーには、全く通用しなかった。

「何だい?栗色の女の子(レディ)。大丈夫。僕は君達二人とも、大事にするよ?」

 ニッコリと微笑みを浮かべる勘違い男。

 おかしいでしょ。何で私と(ひな)が、コイツを取り合っている的な言われ方されてる訳?

 しかも、大事にするよ?バカじゃないだろうか。

「オッサンっ。」

 唖然とする私の前に立ちはだかる悠希(ゆうき)が、突然鋭い声をあげた。

 驚いた。

 背を向けているから顔は見えないけど、この声からして、結構怒ってる?

「ふざけた事ばかり言ってんじゃねぇぞっ。」

「またキミか。まだいたのか。僕は女の子(レディ)達と話をしているんだ。」

 相変わらず、悠希(ゆうき)に対しては対応が酷い。

 ロリコンなの?そうなの?

 ちなみに悠希(ゆうき)は15歳って事だから、一応一人前と認められる年齢なんだよね。

 私達はまだ13歳だから、その区分でいくと子供扱い。


「お前と話す事はないんだよっ。どっか行けよ!」

「僕だって、キミと話す事はない。女の子(レディ)達と、この僕の肉体美について、(おお)いに盛り上がるのだよ。」

 悠希(ゆうき)の話を全く聞いていない自称バーニーは、(ひと)りで興奮している。

 っていうか、私達を何だと思ってるんだろ。

 ほら…(ひな)(おび)えて、思い切り私の服の裾を引っ張ってるよ。


「あっちに行こうか。」

 私は、これ以上雛(ひな)をストレスに(さら)すのも可愛そうに思い、振り返って小さな声で告げた。

 けど、これも聞こえるんだね。

「何っ?何処かに行くのかっ?」

 (ひな)より早く、大声で問い返してきた自称バーニー。

 いやいや、アンタに言ってないってば。

 (ひな)が声に驚いて、首を(すく)めちゃったじゃん。


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