表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第2章
PR
64/186

螺旋03


 悠希(ゆうき)を仲間として認めた(ひな)の言葉に、私の意識は簡単に塗り替えられていく。

(ゆい)は、心眼(しんがん)の力で過去を聞くのね。御門(みかど)さんは男の子だから、いざとなったら前線で戦って貰おうかしら。」

 私の頭を優しく撫で、(ひな)は仲間としてやっていく方針を(あき)らかにする。

「あぁ、俺は(はな)からそのつもりだぜ。」

 悠希(ゆうき)はすぐに首肯(しゅこう)し、意義なしの態度を見せた。

 私はそれを目線だけで確認する。

「私は…そうね、お料理の係り。勿論、皆で協力するの。でも、役割分担。その時のリーダーを決めた方が、何事もスムーズに進むでしょ?」

 ニッコリと微笑む(ひな)は、お母さんのようだ。

 なだめすかして、簡単に私の心のトゲを抜いてくれる。


(ひな)がご飯のリーダーなんだねっ。私、(ひな)のご飯、大好き~。」

 頭を撫でられて言いくるめられる私は、本当に子供のようだ。

 けど、悪い気は全くしない。私にとって(ひな)は、とっても大切な友達なんだもん。

「そうね、ありがとう。だから、今は(ゆい)がリーダーなのよ?過去を紐解く事は、(ゆい)にしか出来ない力だもの。」

「うんっ。私がボスっ。」

(ちげ)えよ、(ゆい)。ボスは雛乃(ひなの)だろ。」

 (ひな)の説明に良い気になった私。でも、それを簡単に悠希(ゆうき)に訂正される。


 あ、それもそうだよね。

 そして私は、その言葉に思わず同意してしまった。

「うふふ。そんなふうに呼んだら怒るから、ね?。」

 物凄い笑顔で(ひな)が告げる。

 こ、怖いよ…。目が笑ってないってばっ。

 (ひな)は綺麗な笑顔を見せているのに、その目がマジっす。

 怒らせると怖いって、悠希(ゆうき)も学んだのか…それとも、知っていたのか。

 二人して、ウンウンと何度も首を縦に振ったよ。

「それで?」

 再度、笑顔で(ひな)に問い掛けられる。

 あぅ~…、心眼(しんがん)の記憶を忘れてしまいそうだ。

「え、えっと…。あ、グルグルの階段があったよっ。」

 必死に頭を(ひね)って、目が回りそうになった私。

 でも、それで思い出したんだけどね。

「グルグル?何だ、それ。」

螺旋(らせん)階段、かしら。」

 悠希(ゆうき)(ひな)が、私のヒントにもならない、言葉足らずな情報から推理する。

 私としては心眼(しんがん)の中で、誰かがそれを口にしてくれないと分からない。

 誰かの目で見た記憶を知るだけの私だから、その人が知っている情報を()られる訳じゃないんだよね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ