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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第2章
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情報収集01 ─皐月(さつき)side─


「宿場町に寄るのは、久し振りだねぇ。」

 あたし達は食事を()え、情報収集等の為に、宿場町の中を歩いていた。

 あ、勿論、食事はキチンと食べたよ?

 全部は無理だったけど、残ったものは(りん)の意思一つで消しちゃうだけだもん。

 ゴミもなく、洗い物もなく。本当に、超便利なんだよねぇ。


「私は冒険者の宿に行く。」

「うん、分かった。あ、勿論あたしも一緒に行くよ~っ。その(あと)、商店に寄ろうねっ。新しい商品、何かないかな~っ。」

「分かった。」

 (りん)と話し合い、先に冒険者の宿に行く事にする。


 冒険者の宿は、当たり前に冒険者の為の宿なんだけど。それに(くわ)え、あたし達のようなトレジャーハンターにも、立派な情報源となるんだよねっ。

 誰かがどんなお宝を求めてるとか、集めてるとか。

 売り先にもなるし、逆にライバル情報を得る事も出来るの。

 あ、盗んだりはしないよ?あたし達はトレジャーハンターであって、盗賊じゃないから。

「あ、これ、凄くなぁい?」

 あたしは目にした依頼書を指差しながら、(りん)に声を掛けた。

 これは演技じゃなくて、あたし的には普通なんだけどね。

 色々な依頼があって、見ているだけでも楽しいじゃん?

「…そう。」

 でも(りん)は、生返事。


 実はこれ、良くある事なんだよね。

 彼女は何かに集中している時、周囲の音は聞こえているみたいで反応はするんだけど、全くといって良い程に関心を持ってないの。

 それこそ、自分に危害を加えられない限り、まともな反応をしてくれないんじゃないかって思う。

 まぁ、良いけど。

 たぶん、この依頼書のボードを記憶してるんだろうし、邪魔をしてしまうと(あと)が怖いもん。


 暇になったあたしは、何気(なにげ)に過去視をしようと思い立った。

「時間ノ魔法、過去視。」

 誰にも聞こえないよう、口の中で呟くように魔法を唱える。

 勿論、対象はこの依頼ボード。

 冒険者の宿に設置されて、どれくらい()ってるのか分からないけど、色んな人達を見ているのは確かだもんね。

 …って、ヒットぉぉぉおおおお!

 あたしは()てしまった!この二人、あの時のキラキラボールの女の子じゃんっ。

 いつもようにボードから()る風景を流していたら、あたしの視界にバッチリ入っちゃったよ。

 あの時は遠目だったからハッキリと顔を()れなかったけど、肩につく長さの栗色のフワフワ髪。それともう一人は、背中の中程長さの黒髪ストート。

 絶対、この子達だよ!間違いないっ。

 一人はむっちゃ、ちっちゃかったもん。


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