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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第2章
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科学者とは04


「分かったよ。まぁ俺だって、そこまで情報公開を渋っている訳じゃないし。」

 諸手(もろて)をあげ、苦笑いを浮かべる悠希(ゆうき)

 私達が逆に食って掛かった事で、やっと話す気になったようだ。

 ってか、初めから素直に話してくれれば良いのに。


「あ、(ゆい)?今、俺に対して、素直に話してくれれば良いのに~とか、思っただろ。」

 (わず)かに唇を(とが)らせた私に、悠希(ゆうき)がニヤリと悪そうな笑みを見せる。

「な、何よ…っ。」

 明らかに狼狽(うろた)える私。

 違うと言い切れない辺り、悪巧みを出来ない性分(しょうぶん)だ。

「本当に、(ゆい)は分かりやすいなぁ。」

 ニコニコと楽しそうな悠希(ゆうき)だったけど、私は(さら)なる不満に唇を(とが)らせる。

「ほら。そんな顔してると、アヒルになるぞ?」

「~~~~~っ。」

 また唇を()ままれた。

 そして声なき私の悲鳴は、楽しそうな悠希(ゆうき)の笑い声に()き消される。


御門(みかど)さん、話が進まないのだけれど。」

 楽しそうな、でも困ったような表情の(ひな)

 それは今までになく、普通に悠希(ゆうき)へ言葉を向けている。

 私と悠希(ゆうき)のじゃれあいが、人見知りの彼女の心を溶かしたのだったら、それは最高なのだ。


「あぁ、悪い。科学者だよな?っていっても、本当に俺が知っている情報は多くないけど。アイツ等は、魔法の替わりに科学力を武器とする。そしてその科学は、今回襲ってきたような、人形(ひとがた)のロボットを造る力もあるんだ。」

 急に真顔になった悠希(ゆうき)は、真っ直ぐ私達に視線を向ける。

 そして語られる、あの覆面さん達の正体。


「…ロボット?」

「そ、ロボット。機械仕掛けの人形なんだけど、ソイツ等は何故か、自力で動く事が出来るんだ。」

 おうむ返しで問い掛ける私に、先程よりも噛み砕いて告げる悠希(ゆうき)

 いや、でもねぇ?…勿論、ロボットを知らない訳じゃないの。

 私は少しだけ困った顔になる。

 何処まで彼に話して良いのか、検討もつかないから。


(ゆい)御門(みかど)さんは、心眼(しんがん)の力を知っているわよ?」

 そんな私に、(さと)すように小さく(ひな)が告げた。

 …知ってる?心眼(しんがん)の力を?

 という事は、霊視出来る事を知っているという意味なのだろう。

「ん?何、何?(ゆい)心眼(しんがん)が、どうかしたのか?あ、ってか…俺の事を忘れてるのって、そのせいかぁ?」

 興味を引かれたように私の目を覗き込み、不意に何かに思い(いた)ったようだ。

 何故か、私よりも私の事を知っている目で見る。

 …何よ。何なのよ。


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