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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第2章
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科学者とは01

「もう、熱は下がったようだな。」

 ニカッと笑みを浮かべる悠希(ゆうき)

 宿屋の部屋の中、三人で立っている。

 あれから二日経ち、(ひな)はすっかり元気になっていた。

「ありがとう…。」

「良かったよ~。本当に、良かったよ~っ。」

 人見知り発動中の緊張に包まれた(ひな)だけど、私はその首に抱き付いて感極まっている。

「おいおい、雛乃(ひなの)。まだ今の俺に馴染(なじ)めないのか?…ってか(ゆい)、ちょい放れろよ。まだ雛乃(ひなの)は、()み上がりなんだぞ?」

 (ひな)の対応に苦笑いの悠希(ゆうき)だったけど、私に対しては馴れ馴れしい。

 今も両肩を(つか)まれ、彼の身体の方へ引き寄せられているのだ。


「ぶぅ~…っ。悠希(ゆうき)ってば、私の扱いが酷くない?私は大好きな(ひな)に、やっとギュッて出来たのにぃ。」

 不満に唇を(とが)らせると、すぐにその唇を()ままれる。

 ぅきゃ~っ!

「~~~~っ。」

 心の叫びは声にならず、私は意味不明に叫んだ。

「そんな顔してると、アヒルになるぞ?」

 後ろからニヤリと悪い笑みを見せる悠希(ゆうき)

 すぐに放してくれるんだけど、これは地味に痛い。

「そうなったら、絶対に悠希(ゆうき)が悪いんだからねっ。」

 振り返って、思い切りその胸をパーで叩く。

 唇を()ままれて少し涙目になっちゃったけど、恨みがましく(にら)んでやった。

 少し悠希(ゆうき)(ひる)んでたのは、よほど私が怖かったんだと思う。


(ゆい)?…随分、御門(みかど)さんと仲が良くなったのね。」

 そんな私の頭を優しく撫でてくれる(ひな)

 悠希(ゆうき)に聞かれたくないみたいに、小さな声で問い掛けてきた。

 初めの頃、私が彼に警戒していた事を(さと)られているよ~。

「そ、そんな事ないよ~っ。一番は(ひな)だもん。私、(ひな)の事が大~好きっ。」

 改めて(ひな)に、ギュッて抱き付く。

「だから(ゆい)雛乃(ひなの)はだな?」

 再度肩を悠希(ゆうき)(つか)まれ、何故か額を押さえて、ダメな子を見るように頭を軽く振られた。

 ええっ?!何だか、(あき)れられてるっ?

「大丈夫よ…、御門(みかど)さん。」

 (わず)かに緊張しつつも、(ひな)悠希(ゆうき)(せい)する。

 そうだよね、(ひな)っ。私、迷惑じゃないよね~っ。

 悠希(ゆうき)を押し(とど)めてくれた事で、私は(ひな)に抱き付く事を許されたと気を良くする。

 そして(さら)に、私より少し背の高い(ひな)へ腕を回したの。


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