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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第1章
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「もう…こうなったら、やるしかないよっ。」

 私は拳を握り締め、(ひな)に同意を促す。

「そうね。いつまでもこうしてはいられないのだし…、そろそろ攻めに(てん)じても良いかしら。」

 顎に軽く手をあてて考えたようだが、すぐに答えを出してくる(ひな)には迷いがない。


 こちらは魔力を使っての戦闘が主流だ。

 それに比べ、襲撃者のこれは何か。

 立て続けに攻撃を受けている事も考えると、武器であるとは思った。けど、これほどの長距離を正確に攻撃し続けれるという事は、よほどの使い手なのだろう。


「とにかく、相手の攻撃の限界が分からないもん。当たって砕けろだよっ。」

「いいえ、(ゆい)。砕けてはダメよ。砕けそうな時には、一時退散。分かったかしら?」

 拳を突き出して宣言する私に、(ひな)は真顔で正論を述べる。

 まぁ、そりゃそうなんだけどね。

「わ、分かったよ…。と、とにかく行くよっ。」

 若干(じゃっかん)出鼻(でばな)(くじ)かれた感がある私だけど、それでも改めて拳を突きだした。

「えぇ、いつでもよろしくてよ?」

 すぐに(ひな)が同意を示し、二人でこの守りの戦闘を(くつがえ)す為の一歩を進める。

 とはいっても、見た目は変わらず。(ひな)の風の防御壁を盾にしているだけなんだけど。

 それでも一歩ずつ、覆面軍団に歩み寄っていく。


「…大丈夫、(ひな)?」

 心配になり、前を行く(ひな)に声を掛ける。

 私は(かげ)に隠れているだけなのに、(ひな)は初めからずっと、襲撃者の攻撃を受け続けているんだ。

「そうね。魔力が続く限りは、この攻撃くらいでは破られる事はないのだけれど。」

 (ひな)の言葉に、私は背後を振り返った。

 うん、結構進んできている。

 だって、東京タワーがあんなに遠くに見えるもん。

「まだ、私の星ノ魔法の攻撃範囲には入らないんだよね。」

 思わず申し訳なく思ったのが、顔に出てしまう。

「そんな顔をしないで、(ゆい)。私だって、この距離ではまだ、相手に届かせる攻撃は出来ないのだから。」

 ふわっと、柔らかい笑顔を見せてくれる(ひな)


 たぶん、魔力消費と共に、疲れが身体に蓄積されて来ている筈。

 魔力がゼロになると、私達魔力所持者は気絶してしまう。でも消費量自体は、自分達の疲れ具合で判断するしかないんだけどね。


「せめて、黙視出来る範囲にまで近付ければ…。」

 そう呟きながら前方を見るけど、まだまだ裸眼では点にしか見えない。

 これって、結構危機的状況だったりする?


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