↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第4章
PR
132/186

接近しようにも03


 そうして商談とも呼べる作戦会議が終わった。

 けれど、ミセランさんはまだ何か聞きたそうで立ち上がらない。

「まだ何か用?」

 相変わらずの冷たい態度の悠希(ゆうき)が、そんなミセランさんに問い掛けた。

 即席パーティーとはいえ、もう少し軟化した態度をとってほしいんだけど。


「いや…。君達、誰かに狙われているの?」

「何でそんな事がアンタに関係あるんだ?必要以上の詮索はしないでくれ。」

 逆に心配そうに眉根を下げながら問われ、私はミセランさんに罪悪感を感じてしまう。悠希(ゆうき)はバッサリと切り捨てたけど。

 もしかしたら科学者達に襲われて危険な目に()うかもしれないのに、私達はその情報を掲示しないのだ。


「そっか…、分かったよ。それじゃ明朝、日の(のぼ)る前に。」

「宜しくお願いしますっ。」

 退室するミセランさんに私は深く頭を下げる。

 彼が扉に触れる寸前に悠希(ゆうき)が結界魔法を解除したから、それまでのここでの会話は漏れていない筈だ。

 それでも私は、(あら)がないか思い返して確認する。


「初めての冒険者との共同作業になるわね。」

「うん。ドキドキするよ。」

「…俺はアイツが気に入らないが、能力が必要だからやむを得ずなんだからな。」

 静かに語りかけてくる(ひな)と、先程までと変わらない不機嫌さをアピールする悠希(ゆうき)

 私は彼の意図が分からず、思わず首を(かし)げてしまった。

悠希(ゆうき)は、何でそんなにミセランさんを敵視するの?」

「何がって全てさ。明確に言えば、自分で俺等より上位だと自己紹介した時からだ。俺等が年少者である事を下手(したて)に見て、バカにしてるにも程がある。アイツとだって、5つも離れてない筈なのにっ。」

 歯噛みして悔しがる悠希(ゆうき)

 年齢は聞いてないけど、ミセランさんは19歳か二十歳だと思われる。今くらいの私達にとって5歳の年齢差って大きいと思うんだけど、悠希(ゆうき)は許せないみたい。


御門(みかど)さんが私達より頼りになる事は知っているわ?私も(ゆい)も、いつも助けられているもの。他の冒険者と行動を共にする緊張があるのだから、そこで御門(みかど)さんが(おお)らかな対応をしてくれると安心出来るわね。」

 ピリピリしている悠希(ゆうき)に、(ひな)がゆったりと話し出した。

 誉めて(なだ)める方法をとったようである。

「そ、そうか?」

「えぇ。御門(みかど)さんは私達より年長者なのだし、男性である事も頼りにしている要因ね。」

「や、まぁ…何だ。そんなに?よ、よし。安心しろよっ。俺が(ゆい)雛乃(ひなの)をアイツからもその他からも守るからなっ。」

 そして良い笑顔で笑う悠希(ゆうき)である。

 単純というか…、扱いやすくて助かる。けど、私では(ひな)のように上手くはいかないよね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。