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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第4章
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いきなり戦闘で03


「ぅわっ!」

「っ、ビックリした~!」

 目を覚ました私の声に、背を向けていたと思われる悠希(ゆうき)が振り返り(ざま)に返してくる。

 うん、ゴメン。わざとじゃないんだけど、あまりにも夢見が悪くて。


「大丈夫?(ゆい)。」

 心配して顔を覗き込んでくる(ひな)。スープでも作っていたのか、鍋を火に掛けていたようだ。

 良い匂いまでしてくる。

「うん、大丈夫。えへっ、魔力使い過ぎちゃった。」

 照れたように笑い返すと、少しだけ呆れた表情をされる。

 怒りたいのもあるだろうけど、それを口に出さずに留めておいてくれる(ひな)。ゴメンね、本当に。


「よし。(ゆい)も起きた事だし、食事にしようぜ?」

「そうね。身体を休める事も大切だけど、十分な栄養も取らないとならないわ?」

「あ、うん。お腹ペコペコ~。いっただきま~す!」

 それ以上二人共何も言わないでいてくれたので、私もすぐに食事にありつけた。

 太陽が二つ並んでいる空を見る限り、まだお昼頃なのだろう。


(ゆい)、夢を見ていたのよね?」

「えっ?分かるの、(ひな)?」

「いや、俺も知ってる。(ゆい)、ブツブツ寝言言ってたぞ。顔の長い石とか、帽子を被ってるのがとかさ。」

 (ひな)に言葉に驚くと、隣に座っていた悠希(ゆうき)から半分呆れたような返答が返ってきた。

 ヤバいよね、私。心眼(しんがん)で感じ取っちゃうのは仕方がない事だけど、寝ながら喋るって女の子としてどうなの。


「大丈夫よ、(ゆい)。寝言が多いからって、変人認定はされないわよ。」

「ズドーン!…沈んだよ、私っ。」

 (ひな)の言葉にテーブルに伏せる私だ。

 変人…、皆にそう思われたらどうしよう。


「大丈夫だ、(ゆい)。変態は嫌だが、変人くらいなら許容範囲だぞ俺。」

御門(みかど)さん。あまり慰めにはなっていないように思えるけれど。」

「うぅ…っ、酷い。悠希(ゆうき)(ひな)も、何気に私を落として踏みつけているのねっ。」

 二人の慰めにならない言葉に泣き真似をしつつ、私はしっかりとご飯を食べて両手を身体の前で合わせていた。


「なぁ、(ゆい)のそれ。祈るなら分かるけど、少し違うよな。」

「ん?あ、これ?“ご馳走さまでした”っていう、食べ物に感謝の気持ちを表しているの。」

「旧世界の挨拶の一つなのよね。」

「へぇ~。俺も次からそうしよ~っと。」

 何故か悠希(ゆうき)までもが旧世界の挨拶をする事にしたらしい。

 まぁ、私としてはどちらでも良いけど。あっちの世界もこの世界も、どちらも否定する気持ちはないからね。


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