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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第3章
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新たな友達02


「おま…っ。そんな怪しい女に、コイツ等を近付けさせられるかっての。俺は護衛だからっ。しかも既に友達のなっ。オネーサンの方が用なしだっての。」

 売り言葉に買い言葉で、悠希(ゆうき)が更に皐月(さつき)さんを(あお)る。

 言ってる事は凄く間違ってはいないようだけど、悠希(ゆうき)と私達って友達兼守り守られの関係だっけ?


「あ~、うるさい。本当に男って小さいわよね。そうやって自己主張しないと自分を保ってられないんだら、小さい小さいっ。」

「何っ!」

「ほら、本当の事を言われたからってすぐに大声出して怒鳴る。吠えれば良いってもんじゃないよ。」

 悠希(ゆうき)皐月(さつき)さんのやり取りに、私と(ひな)は半ば唖然と見ていた。


「ねぇ、(ゆい)。あの佐方(さほう)さんって人も、魔法を使えるみたいね。見たところ武器になりそうな物をもっていないから、近くに仲間がいるかあの人自身が強いのだと思うわ?」

 (ひな)は顎に指を当て、皐月(さつき)さんを冷静に観察していたようである─私の背後からではあるが。

 確かに、分厚いマントから見えるのは派手な服装であって防御に優れているものには見えない。腰にも帯剣しているように見られないから、あるとしても背中だけど。普通に考えたら、彼女が魔法を使えると仮定した方が確実だろう。


「あのね、皐月(さつき)さん。」

「はいはいっ。何、何?(ゆい)ちゃん。」

 私が声を掛けると、それまで悠希(ゆうき)といがみ合っていたのが不思議なくらいの柔らかな対応で返答してくれた。

 少し思うところがなくはないけど、今は放置。

皐月(さつき)さん、魔法が使えるでしょ。」

 そのまま疑問ではなく、確定しているものとして話し掛ける。案の定、(わず)かに驚いたような顔をした。

 でも、それは一瞬にして笑顔に隠される。


「それ、(ゆい)ちゃんの考えじゃないでしょ。雛乃(ひなの)ちゃんね?凄いわ、さすがだわ~。」

 皐月(さつき)さんは私達が何も答えなくても分かっているようで、一人で感心したように何度も頷いていた。

佐方(さほう)さん。お仲間さんも呼んだらいかが?」

 私の背後から、(ひな)が凄く小さい声で告げる。

 それに対し、皐月(さつき)さんはとても素敵な笑みを浮かべた。

「そこまで先読みされてるなんて、感動だよね~っ。」

 自分の両手を握り締め、身体全体を捻るように身悶える皐月(さつき)さん。動きが少し怖いんだけど。

 若干引き気味になる私と(ひな)だったけど、悠希(ゆうき)は違う反応をする。


「だろ?コイツ等は凄いんだ。小さいけど、行動力があって頭良くってっ。」

 まるで自分の事のように鼻高々って感じで、胸張って告げる悠希(ゆうき)

 何、何っ?どうしちゃったの?って言うか、小さいは余分だよ。


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