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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第3章
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呼応 01

カメ更新ですみません。


「すみません。鍵は…。」

 私はこのままではさすがに不味い─見つかった時が怖い…この肉体の持ち主の運命─と思い、衝立から出ると同時に、二人へ声を掛ける。


 やはりというか、彼等は私─の憑依した男の人─がいる事に気付いていなかったようだ。

 普通に驚いた顔で振り返られ、同僚科学者は気まずそうな表情を浮かべる。


「あぁ…、備品庫の鍵だな。こっちだ。」

 上司が壁にあった幾つかの鍵から、目的となる鍵を取り外して渡してくれた。

 探す手間が省けて、助かったよ。


 っていうか、何だか早く立ち去ってほしい雰囲気?

 良いですよ~、空気読みますよ~。


「ありがとうございます。では、行ってきます。」

 私は足早にその場を立ち去る。


 っていうか…、フラグ面と?ふらぐめんと…フラグメント。あ、断片とか欠片とかって意味か。

 フォールスは、トゥルーと対称のあれだよね。つまりは…。


 通路を歩きながら、私は先程の科学者達の話を解読しようとしていた。


「あ…。」


 思わず声に出してしまい、通路を擦れ違う別の科学者に訝しげに見られる。

 ヤバい…。

 思わずペコリと頭を下げつつ、何事もないようにやり過ごした。


 はぁ…、ビックリした。…でもさ、何か私、気付いちゃったんだけど。

 頭の中では色々と考えつつも、私は先程の備品庫に辿り着く。

 鍵を差し込み、当たり前だけどすんなりと扉が開いてホッとした。


 そして上司科学者の言っていた言葉を理解しようとする。

 つまりはあれ、世界の欠片の偽物って事でしょ?


 考えながらも、台車に積んである荷物と一緒に、私の本体の身体を箱に詰める。

 奥の方に倒れておいて、正解だったよね。この台車、さっきはなかったもん。

 自分を箱詰めする事になるとは思いもしなかったけど、台車があって助かったよ。


 ここは女神像の中なのに、地下はあるし、旧世界のエレベーターはあるし。

 本当にここ、何処?って感じだから。

 私は憑依した男の人を操って、当たり前のようにそれらを操作していた。

 それもこれも、旧世界の記憶があるからなんだけど。


 台車を押して、依頼通り集荷場所に置く。

 さてと、本番はこれからだ。


 私は自分に向けられている視線がないかを気にしつつ、私本体の箱を抱えて静かに移動する。

 この場合、最悪誰かに見られても、何処に持っていくのかな~レベルだからね。


 そうして私は、危機的(?)状況からの脱出を成功させた。

 うん、もう成功で良いよね?


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