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さ~て。世界の欠片でも集めるか!!  作者: まひる & 結城 睦月
第3章
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管理04


「どうだった?!」

 私の姿を確認してすぐの、悠希(ゆうき)の言葉。

 対する私の方は、到着と同時に霊化の魔法が解け、肉体が物質化する。

 本当にギリギリだったんだね。


「うん!自由の女神の頭の上からは、とても景色が良かったっ。」

 第一声はこれ。

 だって、自由の女神の王冠チケットって予約制で、下手すると半年先まで埋まってる事もあるんだよ?

 あ、旧世界の話だから、既にチケット自体が販売してないか。


(ゆい)。観光の感想は後で聞くから、まずは潜入調査の結果が知りたいわ?」

 口をポッカリと開けた悠希(ゆうき)に代わり、(ひな)が静かに問い掛けてきた。

 あぅ~、ごめんなさい…。


「ま~…楽しかったなら、それでも良いや。勿論、調査もしてきたんだろ?」

 項垂れた私の頭に手を置きながら、悠希(ゆうき)が苦笑いしながら告げる。

「も、勿論!っていうか、いつの間にか結界を張ったんだね。」

 勢い良く顔を上げ、肯定する私。

 そういえば的な話で、戻ってきた時には結界が張られていたんだよね。

 私も拒絶されなくて良かったよ。


「あぁ、念のためな。勿論、(ゆい)は入れるようにしておいたぜ?」

 ニッと笑みを浮かべる悠希(ゆうき)

 視線を(ひな)に向けると、彼女も深く頷く。

「そっかぁ、ありがとっ。あ、女神像の中、ヤバいよ!」

 二人の変わらない様子にホッとするのもつかの間、私は潜入調査結果を一言で表した。


 でも、それだけでは伝わらないんだよね。

「何が凄いんだ?」

「それだけでは分からないわね。」

 二人から同時に突っ込みを受けました。

 そして私は、調べた結果を二人に話して聞かせる事にする。


 女神像の中は元々旧世界時代に、観光目的で上まで行く事が出来る程度だった。

 それが今では地下を掘られ、科学者達の研究所になっている。

 そして何の研究をしているかというと、これが一番の問題だった。


「…っていう訳なんだよね。」

「…旧世界の遺物から、新しい世界を作る?」

 ボソリと呟かれた悠希(ゆうき)の言葉に、私は静かに頷く。

 信じるも信じないも受け手の判断だけど、私が見たあれは本物だった。


「女神像を削って、それを使って世界の欠片もどき作ってるの。」

「世界の欠片って、あの光った球か?」

 私の言葉を受け、悠希(ゆうき)が小首を(かし)げる。

「うん。光り方は弱いし、形も(いびつ)だけど。」

 そして、地下で見た偽世界の欠片を思い浮かべた。

 中に女神像は入ってなかったけど、実物を知っている程度の人なら、分からないと思う。


 それくらい似ていて、怖い感じがした。


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