第三話 剣精霊ヴォルフ
旅行に行ってて更新遅れて申し訳ない@@
では、本編です
「んで、俺たちはそのわけのわからん男と婆さんに『管理者』にさせられるためにはめられた、と」
こんなことがあっていきさつを聞いた後で無理はないが、珍しくいつも笑顔か落ち着いたケインの表情にも焦りや怒りといった感情が見え隠れしている。
「んでも、そのおっさんは帰れるっていったんでしょ?」
ちょっと不安げに尋ねてくるメアリー。
「一応そうとはいってたけど実際どうかはわからないし……」
「そこいらへんは、おいらが話してやるんだぜ」
「「うおっ!? 剣がしゃべった!?」」
それはもう富士山大爆発するよりびっくりして心臓がばくばくしとんねん。関西弁になるくらいばくばくしてんねん。
「こっちのせかいじゃよくあることだぜ。いちいち驚いてんじゃねえ」
「だってよ……剣が喋ってるんだぜ? ありえないだろ……」
はたからみられるととても不審者な俺。困難だから彼女できなかったのかな……
「まあ、驚くなってのはむりか。おいらの名前はヴォルフ。お前の『聖剣デュランダル』にやどってる言わば精霊みたいなもんだぜ。さっきの男に叩き起こされてよお。この世界のこと説明しろっていわれたんだ。お前らにいろいろ教えてやるぜ。わかんねえ事をがんがん聞いてみろ」
「これは最低条件だ。おれたちはあっちにもどれるのか?」
有無を言わせない強い眼光を放ち、視線をヴォルフに向けるケイン。
「おうおうこわいねえ」
おどけた声を出すヴォルフ。
「まあ落ち着け。さっきのやつから説明があったと思うがこの世界のバランスを元通りにしてくれれば確実にあっちにもどしてやる。お前らはいろいろと特殊だからまあなんとかなるだろ」
適当にしっかりと矛盾をかもし出して説明するヴォルフ。
「……本当に帰れるのだな?」
「確定だ。それができないことはまずない。あったらそれこそ世界の破滅だ」
「……いいだろう。次にここはどこだ?」
「ラトフィリア大陸だ。お前らの住む世界のうらっかわって考えれば良いと思うぜ。この世界のベースはお前らの世界のげーむとやらに酷似しているからな。ほとんど同じと考えれば良いがこっちにしかない、もしくはこっちオリジナルの物もある」
「例えば?」
「超大型モンスターやなんかはお前らの世界とは全然違う。お前らはそれへの対策や原因がわからないまま討伐や対策の方法をさぐってもらうことになるかもな」
「期間やなんかはどうだ?」
「特にねえ。お前らがやることはこの世界の歪みを是正することだからな」
「世界を救うのとはまったく関係のないことをしてすごしても良いのか?」
「そこらへんはよく知らん。があの男はこの世界の命運がお前らにかかってるといってたからなあ。差し詰め英雄ってところだろおなあ。世界を救うにしろのんびりまったりにしろ、普段は強さを隠してもらうことになると思うぞ。碌に生活もできなくなっちまうからなあ」
「んでもよーヴォルフ」
「なんだ?」
間の抜けた俺の呼びかけに間の抜けた声で返事するヴォルフ
「世界を救うためには俺たちが必要だろ?」
「ああ。ぶっちゃけるとお前ら以外世界を救えない」
さっきまでおちゃらけていたヴォルフが真剣な声で言う。
「楽しそうだし行こうぜ、ケイン、メアリー! 俺は世界をすくいてえ!」
「やれることやりましょうよ! うらっかわなら私たちのもといた世界もやばいかもしれないしね!」
なんも考えず浮かれているおれらを見てすごく残念そうな顔をするケイン。
「……いいだろう。これも楽しいかもしれないな……」
「そうこなくっちゃだ! 俺は剣精霊だからお前らのことを全力で助けてやるぜ!」
「そうときまったら出来る限りの最善のことをするぞ。ヴォルフ、俺たちは次にどこにいけばいい?」
「始まりの街、ガリムナルだ」
いやあー眠い。
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