第二話 異世界ラトフィリア
pvが1000だってよお…gkbr
こんな小説でも楽しみにしてくれる人がいると嬉しいですね@@
それでは本編です。
―――ここは、どこだ? たしかMWOをやってたはずだけど……
視界も悪く、ほとんど何もわからない状態で俺は状況を整理しようとする。
―――たしか、ばあさんについていって……その後に『古代の武具』をつけなってばあさんに言われて……でもなんでこんなとこに……? ……クソ、考えれば考えるほどごちゃ ごちゃしていく……
意識が明確になるにつれて視界も回復する。
見慣れないはずなのに何故か湧き出る既視感。
何とか周りの情報を得ようと俺は半ばぼやけた目で周囲を警戒する。
「……まさかとは思うが、流石に魔物なんていないよな……? あ! ケイン! メアリー!」
二人の姿を発見し、すぐに二人のそばに駆け寄るがたがどうやらまだ意識が戻っていないようだ。
「クソ……! いったいなんだってんだ! ここはどこだよ!? なんでこんな目にあってるんだよ !」
「ここはラトフィリア大陸。あなたたちの世界で言うMWOの世界ですよ」
突然後ろから声を掛けられびっくりしながらふりむき、後ろの男を怒鳴りつける。
「!? お前は誰だ! どうしてこんなところに俺たちは飛ばされた!? いったい何が目的だ!」
「通りすがりの案内人、といったところでしょうかね。あなたたちは『向こうの』世界で名のある冒 険者だそうですね。そこで、あの老婆を通じてこちらの世界に来ていただきました」
「いったい何故なんだ!?」
「まあ、少し落ち着いてください、といってもいきなりじゃ無理でしょうが」
そういい笑みを浮かべる謎の男に殴りかかろうと思ったが貴重な情報源なので利用してからでもおそくはないだろうと俺は考えた。
「敵意は消え去ってないですが、とりあえず話を聞いていただく気になっていただき嬉しいですよ。まず、あなたたちをこちらの世界に呼び出した目的ですが、あなた方に『管理者』となってもらいこの世界の秩序を取り戻してもらうためです」
「『管理者』?」
聞きなれない単語が出てきて俺は聞き返す。
「MWOでいうゲームマスターのようなものです。こちらの世界で起きたとある大事件のおかげで均衡の取れていた世界は崩れていきました。今は優れた王がこの大陸を統治し、なんとか均衡を保っていますがかなり危ない状況にラトフィリアは置かれています。そこで腕が立ち、この世界に詳しいであろう あなたたちにこちらの世界に来ていただきました」
「なるほど。とすると、あの老婆のくれた『古代の武具』はなんだ?」
とことん利用する気の俺。
「あれは私たちからのささやかなプレゼントとでも申しましょうか。これからあなた達には駆け出し 冒険者として活動してもらい、さまざまな問題を解決していってもらいたいと思います。こちらの世 界はゲームではないので、命を落とす危険性があります。なのでGM用の武具、といってはあれですが 少々優遇したいと思った次第です」
「やっぱりな。けど、だ。あの『古代の武具』はそれこそチートのようなもんじゃないか。武器にし たって装飾品にしたって普通じゃありえないような性能の装備だ。もし不審に思われて『管理者』と いうのがばれたらどうする?」
「いい質問です。ですがいったでしょう? ここはあなたたちから見た異世界、ラトフィリアなので す。あなたたちが気絶している間に少々細工させていただきました。私の真似をしてスキル欄とステ ータス欄を出してください」
男が胸の前で十字を切るようなアクションをすると見慣れたウィンドウが表示される。
男に習い俺も真似をすると、こちらにもウィンドウが出てきた。
俺はスキル欄、ステータスを隅々まで見渡すとこう言い放った。
「こいつは……mwoの俺のステータスとスキルじゃねえか……!」
「ご明察。こちらにあちらのデータを持ってまいりました。あなた方のステータスおよびスキルは『 古代の武具』と同じくらいこちらの世界の住人にとってはおかしいものです。おそらくは人目につけ ばたちまち英雄視されてしまうほどのものでしょう。そんなものを見られたらどうなると思いますか ?」
……わーお。
「……そうぞうしたくもねえよ」
「その為に、細工をさせていただきました。こちらの世界の住人はこのウィンドウを出現させること が出来ませんが、コディンティシステム、言うなれば個人情報を管理する個人認識プログラムがあり ます。こちらで今登録をして、lvや職業詐称出来るようにしました。そのうえであなたたちにジャミ ングシステムを使っていただければ、こちらの世界の腕の立つ冒険者のかたでもあなたたちのlvに気 づくことはありません」
「だれかと一緒に組むことになったら、動きとか使うスキルでばれちまうんじゃねえのか?」
「動きに関しては、小さい頃からやんちゃだったといえば大体の人は信じるでしょうね」
「この世界に詐欺師がいたらぼろ儲けだぞ……」
今まで余裕を見せていた男だが俺の発言にしまった! という顔をする。
「……でも、そういう人間はほぼ零ですから大丈夫です」
ちょっと余裕がなくなったな。ざまあみろ。
「……まあいい。じゃあ装備はどうする?」
「最初のうちは改竄したlvにあわせたものをお使いください。装飾品は恐らくあなた達なら必要ない と思いますが、よっぽどの事でもない限りその異常性が露見することは無いので着用しててもらって 構わないです。武器に関しましては、3人のみのとき、もしくは本当に信頼の置ける人物と組んでいる ときに使用するのでしたら構いません」
「……最後にひとつだけ質問させてくれ」
「答えられる範囲であればなんでもお答えしましょう」
「……おれたちはあっちに帰れるのか?」
男は笑みを浮かべて言い放つ。
「この世界の異常を取り除いたら帰還できます。恐らく、その頃にはこちらの世界にも愛着がわいているでしょうがね」
「……いいだろう、その役目受けてやる」
「最初から選択肢など無かったですがね……。まあ、いい目ですね。あそこの御二方がおきたらガリムナルに行くといいですよ。こちらでは賢者として通っているので、あなた方には期待しております。私を退屈させないでくださいよ? レオンくん」
「な、お前なんで俺の名前知ってんだよ」
男は不敵に笑みを浮かばせながら質問に答えることなく、俺の目の前から姿を消した。
これが、異世界ラトフィリアでの俺たちの冒険の始まりである。
感想、誤字脱字をどしどしください・w・




