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第19話 小学生の時の事件

時間が飛びますが。

回顧録なのでご勘弁を。


さて。


両親が離婚し、貧乏長屋で暮らし始めたころ。


小学5年生になっていた私は。

“まだ”宗教には染まらずに、少し冷めていたものの普通の感性を持っておりました。


実は小2から暮らし始めていた、父親が購入した茅ヶ崎の家。

あの近くにはいわゆる“とんでもない悪ガキ”が住んでおりました。


もちろん詳細は割愛しますが…

私より二つ上の『カー君』とか言う奴が牛耳っておりまして…


ガキ大将?

ていうか普通に犯罪者?


コホン。


ええ、ええ。


まさに毎日暴力の嵐。

身体だけは大きかった私は、なぜか“敵の大将”という役目を押し付けられ。


何度飛び蹴りを喰らったことか…


おかげで喧嘩というか…

痛みに対する耐性はかなりついたんですけどね?


まあ。

メチャクチャ泣き虫でしたので…


きっとそれも面白かったのでしょうね。


なにはともあれ。

まるで夜逃げのように家を飛び出した母と私。


なのでそいつ等との接点も無事解消となりました。


……普通に学区内なんだけどね。

きっと様々な力関係(笑)あったのでしょう。


テリトリー?


まあ。


そんな感じだと思います。

ついに手に入れた自由。


私は謳歌し始めたのです。



※※※※※



我が母校、鶴峰小学校。

すぐ横には鶴峰神社なるものがありまして…


なぜか幾つかのため池があったんですよ。


晴れて自由の身になった私は。

せっせと新しい友達を作り。


仲良くザリガニ釣りへと赴いておりました。


(寒川時代にさんざん怒られたんだけどね…お子様は懲りないのですよ(笑))


今思えばなんとなくヘドロ臭のするため池。

何となくおどろおどろしい色だったことを思い出します。


柵などなく、誰でも入れるそのため池。

多くの子供たちで日々賑わっておりました。


……もちろん学校の先生には注意されていたよ?

でもね。


正直学校の窓から丸見えのそこ。

なぜか遊んでいる最中に怒られた記憶はないんです。


先生たち、忙しかったんだろうね。


そして。


あれは多分10月の中旬。

唐突に事件は起きたのでした。



※※※※※



その日も私と友人のドイ君。

そしてスズキ君の3人はバケツ片手にため池に来ておりました。


「俺さ、3番池に行くわ」

「うん。分かったよ。――俺どうしようかな…」


確か4つあったため池。

子供たちは独自の呼び方をしていたと記憶しています。


餌となるカエルを捕まえ。

叩きつけ皮を剝ぐ。


(…子供って残酷――今では絶対に無理です(笑))


それをタコ糸に結び、ため池に投入。

するとあーら不思議。


ザリガニが大量に集まるのですよ。


「へへっ、大漁大漁……うん?」


「…うわあっ!?」

「っ!?」


ざわり。


背筋に流れる冷たい汗。

私は即座に声がする方に視線を向けた。


「ひっ!?」


――そこには。


薄汚いバケツを手に持ち。

なぜか私を睨み付けている中年の男性。


そして



「ぷわっ!?な、なにするんだ!?こ、このっ!?ひいいっ!??」


ため池の中で転んでいるスズキ君。

彼のバケツを奪い取り、中年の男性はさらにケリを放っていた。


ありえない恐怖。

だって。


「うわ、やめ…ひいっ!?」


執拗に蹴る男性。

さらには髪の毛を掴み、池に沈めようとスズキ君にのしかかった。


「何してる!!こ、こら、ま、待てっ!!」


たまたま通りかかった、犬の散歩をしていた男性。

その人のおかげで、事なきを得たが…


この事件は小学校で共有。

かなりの大事件へと発展してしまう。


そう。

この男性。


実はすでに同じこと。

過去に行っていた。



※※※※※



正直ですね。

実のところ真実は知りません。


まだ子供だったしね。

何よりガチで怖かったし?


なのでこれは噂話。


『A坊、女の子追い回したらしいぜ?』

『へー。俺が聞いたのは、相模川の河川敷に潜伏してるって聞いたけど…3組の奴等襲われたとか…』


『犬、盗んで食ってたらしいぞ?2組の女子の』



はい。


まったくの噂です。

実害は突き落とされたスズキ君だけでした。


もちろん全部は知らないので、確認のしようもありませんが。



で、結論。


これは中学校に上がって、地域の文化とかを調べた時に分かったのだけれど。


今でいう『引きこもり』

すこし精神的に問題のある方の様でした。


そして驚愕の事実。

その近所の悪ガキたち。


彼を散々煽ってぶちぎれさせたそうです。


うん。


あの時代の悪ガキ…


マジで災害レベルだわ(笑)



次はもう少しほっこりする話。

書けるといいなあ(遠い目)


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