駅馬車の中で
Looted Honesty Goes Away... by Souji Yamato
現在、勇者カインたちは、駅馬車『要塞都市ゲブラー行き』に乗っています。
目的は、冒険者ギルド『ゲブラー支部』の次期受付係である、ローザ(カインの幼馴染)を、護衛するためでした。
ちなみに、ゲブラーまでは、二日の行程です。
目下、駅馬車は、曇り空の下を進んでいます。
やがて、カインが、銃士GU(官能美女)に、話し掛けます。
「お前の身体に惚れた。俺の女になってくれ!」
「褒めるなら、服とかにして欲しいかな♪」
GUは、カインの口説き文句を、そう受け流しました。
会話ウインドウ内から、機動聖女セシルが、ローザに囁き掛けます。
『カインは、ああ見えて、GUを元気付けてるの』
「あれは、本気で口説いてないか?」
ローザは、そう疑惑を口にしますが、セシルは、微笑みながら、その疑惑を、首を振って否定しました。尚、件のGU(18才)は、魔王に、夫を殺された上に、子供を流産したばかりです。
間を置かず、ローザとセシルに、GUが告げます。
「聞こえてるわよ。
だけど、例え慰めでも‥‥カインの気持ちは、嬉しいけどね!」
GUは、笑いながらも、涙ぐんでいます。
この様子に、他の客『女冒険者』が、温かな眼差しをしていました。
間を置いて、カインが、いきなり、GUに、抱き付きながら告げます。
「だったら、今夜は、セックスで、しっぽりズッポリと、悦び合おう!」
おまけに、カインは、GUのヒップを、ちゃっかりと弄っていました。
思わず、GUの身体に、周囲の男たち‥‥副御者と他の客『商人』が、しっかりと、好色な視線を向けます。
しかも、副御者は、GUの豊満バストを、商人は、GUの艶めかしいヒップを、品定めする様に見詰めています。
やがて、GUが、赤面しながらも、カインの唇に軽くキスをして告げます。
「今夜は、馬車で座り過ぎて、腰が痛いから駄目だよ!」
GUは、そう冗談さながらに、穏やかな笑みを浮かべていました。無論、GUも、また、仲間を殺されたばかりのカインを、慰める気持ちでいます。
そして、カインは、GUの優しい真心に触れると、あっさりと引き下がり、GUに抱き付くことを止めました。
二人の温かな様子に、例の女冒険者が、和やかに微笑んでいます。
他方で、副御者と商人は、艶っぽい様子が終わったので、少しだけ残念そうにしていますが、朗らかな表情です。
程なくして、カインが、窓から景色を見ると、いつの間にか、曇っていたはずの天気が、晴れ渡っていました。
こうして、要塞都市ゲブラーへの旅は、続いて行きます。
Looted Honesty Goes Away... by Souji Yamato




