専門鑑定と収納器具
Looted Honesty Goes Away... by Souji Yamato
古代ダンジョンの探索、三日目――
古代ダンジョンの敵は、警備室という形式で湧くようです。また、警備室には、警備ドローンと警備ロボットが、ランダムで複数発生します。
現在、勇者カインたちは、警備室で戦闘中です。
「サンダーフラッシュ」「ライトニングボルト」
カインが盾から電撃を、娼婦エリンは、弓から雷撃を放ちました。これにより、敵が、撃ち墜とされたり、半壊したりします。
他方で、機動聖女セシルは、警備ドローンのレーザー攻撃に対して、仲間(パーティー)全体に、耐レーザー加護を展開しています。
ただし、セシルは、戦闘モードですが、攻撃には、加わりません。何故なら、セシルの攻撃は、往々にして過剰破壊だからです。
過剰破壊は、戦利品の数を、減らしてしまいます。
やがて、カインたちが勝利しました。おかげで、警備室は、ガラクタだらけです。それでも、素材『機械スクラップ』以外の戦利品がありました。
それは、古代の骨董品『????』です。
これの鑑定には、専門知識が必要でした。それに、この三日間で、古代の骨董品が、それなりに貯まりました。
そこで、カインたちは、エルフ村の長老に『古代の骨董品』の専門鑑定を、依頼してみる事にしました。
ところが、エルフ村の長老は、あっさりと『専門鑑定』依頼を断りました。
それどころか、セシルに条件を付けて来ます。
「本来、古代ダンジョンの情報は、極秘なんじゃ。
しかし、セシルさんを、オナホールとして使わせてくれるなら、専門鑑定ぐらいなら喜んでしてあげるがのう」
「絶対、お断りします!」
「なんでじゃ?」
「わたしは、カインの為だけに、オナホ‥‥オナボーグになったからです」
「‥‥そうか、セシルさんは、恋人想いじゃのう。
気に入ったから、無料で専門鑑定してやろう!」
「あっ、ありがとうございます!」
「今後も、専門鑑定は、セシルさんの為なら無料じゃ」
満面の笑顔のセシルに、エルフ村の長老は、温かな笑みを向けています。
こうして、無料の専門鑑定が、始まりました。
古代の骨董品は、ほとんどが『高性能の機械パーツ』でした。ただし、ひとつだけ、超希少アイテムがありました。
それは‥‥特殊アイテム『メカ娘カプセル』です。このカプセルは『銀色の鶏卵』みたいに見えます。
メカ娘を所有したり、メカ娘の調教に成功した者は、そのメカ娘を、このカプセルに、アイテムとして格納することが出来ます。
尚、オナボーグは、メカ娘の一種です。
そこで、カインは、早速、カプセルに、セシルを格納します。すると、取引可能だったカプセルが、取引不可になりました。
エルフ村の長老が、それを知ると、カインに告げます。
「普通は、中身ごと、譲渡やらの取引が、可能なんじゃがな‥‥?」
「貸すのも使わせるのも、駄目みたいだぞ」
「‥‥原因不明じゃ」
長老は、不思議そうにしています。
ちなみに、メカ娘カプセルには『簡易メンテナンス』機能も付いていました。
こうして、勇者カインは、収納器具『メカ娘カプセル』を手に入れました。
Looted Honesty Goes Away... by Souji Yamato




