クーマの進撃
俺たちは町を出てノーマスが言っていた森についた。町からちょい北え向かい東に進むだけノーマスが言った通り。町を出たのが夕方だったので夜までかかってしまった。それでも3時間でついてしまったので軽い旅だった。とてもお腹がすいた。
「おーいみんな飯にしようぜ。」
二人は疲れきった顔で言う。
「ちょっと歩くのはやすぎませんか?」
「あれ、前は歩くの遅くなかったですか?」
「前はお金がなくて気持ち的にダメだったんだよ。今はお金もらったから絶好調、ありがとう二人とも。」
ちょっと歯を食いしばるようにする二人。
ノーマスがその顔から疲れたような顔をして語りかけた。
「まあそれも私達の責任ですし仕方がないですね。コク様この辺りで野宿をして朝を待ちませんか?」
よほど疲れているのだろう。もう怒る気力がないのかノーマスが大人なのか。
「わかった。この辺で野宿にしよう。」
二人は笑顔に変わった。
俺達は木の枝を集めノーマスが銅を使って火を起こした。テントを立てもう休む準備はばっちりだ。テントのセットはメルリーが持ってきていた。そして俺たちはたき火を囲み座っている。
「はー疲れたー。」
「コク様は何もしてないでしょう。ノーマス様も何か言ってください。」
「私は別に構いませんでしたよ。」
「ノーマス様は甘すぎます。」
こう平凡な話をしていると、ちょっと離れた草むらを分けて進む音がする。
「えっ何でしょう。」
「どうしたノーマス?」
「何か音が聞こえます。」
「またウサチャーンじゃないんですか?」
音はだんだん近づいて来る、それにおしりが地面がちょっと揺れることを察知した。
「いや、待てちょっと揺れてるぞ。」
「はっ!」
俺たちはすぐ立ち上がり腰を低くして警戒上態になった。
「でかいですね多分。」
ノーマスの顔が少し険しくなる。そんなノーマスを見て俺は口を開く。
「ヤバいか?」
「ヤバいです。×2」
その瞬間話題のモノの正体が草むらから飛び出してきた。
「こいつはク―マか!」
俺はビビりながら言う。二人は・・・
「厄介ですね。」
「てこずりそうですね。ノーマス様。」
あっ大丈夫そうですね。しかも戦う気満々。
クーマと俺たちはにらみ合う。
そして最初に動いたのはノーマス。
「ふっ」銅×4
<光の剣×3>
ここに来るときに魔法の使い方を教えていてよかった。ちゃんと発動できている。
「カンッカンッカンッ」
「何!?×3」
相手の剛腕と鋭い爪ではじかれてしまった。
「次は私が行きます。」
「グオー―――。」
先に動いていたのはク―マのほうだった。
腕を横に振り脇腹をえぐるような攻撃をしてきた。俺に。
「俺かよ~。」
と叫びながら近くにあった丈夫そうな木の枝で受け流しつつ体をひねりながら後ろに跳び攻撃を避けた。
でも、木の枝は折れてその折れた振動と剛腕の一撃の威力で手が痺れた。
「くっそ~痛い。なんて腕力だよ。」
「次きますよ!」
「バンッ」
メルリーがそう言った瞬間クーマはおもいっきり踏み込みアッパーをメルリーに繰り出した。
「死んじゃう~。」
と言いながら地面をつま先で蹴り後ろに跳ぶ。そして引き撃ち。
「あげる☆」銀銅銅銅
<水の槍×5>
メルリーは一本目を持って勢いよく目を突く。これはヒットした。クーマ右目が潰れうなっているこのとき槍は目に刺さったまま。
「あと4本!」
さらにもう一本で左目を狙うが避けられたたき折られる。残りの3本で腹を責める。だが一本目は右腕を貫くが他2本が一向に筋肉を貫かなくなった。
「エンチャントされちゃったかな?」
エンチャントとは魔法効果を付加することだ。生身にも付加可能で魔物しか使うことができない。そもそも体内に魔法の力つまり魔力保持してるのは魔物だけ。
「そうみたいね。」
「エンチャントとか魔法の使い方で見たくらいだな。」
クーマは一度後ろに下がった。
そして俺とクーマは一斉に駆け出した。
両者間合いに入ったときクーマがすくい上げてきた。それをかわし魔法を使う準備。そしてクーマは上げた腕を下に振り下ろした。それも横ステップでかわして俺の攻撃。
「くらえっ。」銀銅銅銅
<漆黒の槍>
槍をすぐに心臓に突き刺した。
槍は黒いオーラをまき散らしながら吸い込まれるようにスラスラと肉をえぐっていった。
クーマの胸を貫通しぽっかり穴が開きゆっくりと倒れた。
「ふぅ×3」
俺達は疲れきっていた。
死んだクーマと添い寝のごとく静かに俺達は地面へと倒れていった。
闇魔法強すぎ。




