旅立ち
「ごめんなさいね、コクちゃん。私たちの世界に入りこんでしまって。」
「いえいえ大丈夫ですよ。お母様。」
「あら、礼儀正しいのね。」
コクちゃんって村でも呼ばれたことがないな。しかも流れで俺までお母様と呼んでしまった。そう思いながら笑みを浮かべていると。
「コク、君はどこでノーマスを捕まえてきたんだ?」
「いやーちょっと魔物に遭遇してにげたらーぶつかっちゃいました。」
ちょっと濁しながら言葉を発した。
「あのね、コク様が私の胸にねー人参をいれてきたの。」
「えっ!」
まー思った通りの反応になったな。さてどう切り抜けるか。
「揉んだの?」
「はっ!」
「おっぱい揉んだの。」
この流れも予想はついていたような、つかなかったような。
「はい、揉みました。そのあと町に来る前野宿したときも揉みました。」
「まー正直な子。それに結構なヤリ手ね。」
まてこの家族もしやと思い右、左、右、左、お父様満面の笑み、メルリーはクスクス笑い。この家族はどこか抜けてるところがあるに違いない。
そしてノーマスが口を開いた。
「コク様とこれから旅に出たいのですがよろしいでしょうか?」
周りが一気に静かになり秒針が進んでいくごとに明かり戻ってきた。
「いいよー×2」
「やったー。コク様これからも末永くよろしくお願いします。」
「まって、俺が旅するなんていつ言った?」
「初めから家出するつもりじゃなかったんですか?」
「まーあってるちゃーあってる。」
「じゃあいいですよね。」
「いいけど。俺はただ町で仕事をしたいだけで・・・ここじゃダメなの?」
「ダメです。それに旅をすればここよりお金が手に入るかもしれませんよ。」
どうやらノーマスは冒険の意欲が強いようだ。
「わかったよ。行こうか。」
こんなにいい子・・・たまに気に障ることも言うけど顔立ちもくっきりしてるからいいか。
「あとメルリーも連れていくね。」
「メイドさん連れ行っちゃだめでしょ。」
メルリーは知ってたかの様子、そして頷く。
「家のお仕事はどうするんだよ。」
「私たちで全てこなせるからいいわよ。」
「あっそうですか。」
・・・
「それより、次はどこへ向かうつもりなんですか?」
「そうだなー、ノーマスはどこに行きたいの?」
「提案なんですがちょっと北に進んで東の方角に進むと森があるのですがいかがでしょうか。遺跡もありますし。」
「おっいいね。メルリーもそこでいいか?」
「いいですよ。」
この後軽い感じでいってらっしゃいの言葉を耳にした俺たちは城を出る。
「グガガガ・ガン」
「あっ!」
「どうしました?」
俺はある重要なことに気付く。
「お前の母親に説教するのとお金がないことに気付いたんだ。」
「それは大丈夫ですよ。またこれますし、お金なら・・・」
「私が持ってきました。」
「さすがですね、メルリー。」
「はい、コク様の分とお嬢様の分です。」
「おいノーマスはいらないんじゃね?」
「はいーコク様に全部渡していいわよ。」
「あざまーす。」
金8枚、銀8枚、銅24枚を手に入れた。
「ノーマス、お前これだけの大金をいらないって言うけどいくら持ってるの?」
「さー。」
濁す感じでいう。
前々から思ってはいたが時々おちょくってくる、あの大きい胸の下には踏みこんではいけないような気がする。
「そろそろ町をでますか。」
「そうしよう。」
ノーマスとメルリー二人とも年齢不明。顔立ちとかボディーとかはTRPGでいうところの16~18程度。まあ普通に歩いてるだけでモデルにスカウトされると思われ。イメージしやすいよう参考までにノーマスはむっつり。メルリーはドールっぽいつまり人形っぽい。




