第4話
●新宿の大通り
前話ラストシーン。
全身の亀裂の口で濁流を吸い込む野村。
濁流、野村に集束して被害が抑えられる。
野村、苦しそうに呻く。
野村「うぐ……」
贄田「いけそう? 無理なら別の作戦を考えるけど」
野村「僕のことは構わず、一気に叩いてください……!」
贄田「りょうかーい」
贄田、両手をかざす。
腕が展開し、ミサイルやレーザーが発射されて濁流に直撃する。
攻撃を受けた胎児の顔が悲鳴を上げる。
胎児A「いたいいたい」
胎児「やめてこわい」
贄田「赤ちゃんのフリしても無駄だよー。知覚センサーがあんたの正体を捕捉してるからねぇ」
贄田、薄笑いを浮かべて攻撃を続ける。
二人の連携で濁流の水位が下がり始める。
呑み込まれたはずの人々や車は消えており、代わりに水中から巨大な狐の頭部が出現する。
狐の頭部は、首の断面から灰色の水を出している。
贄田「おっ、本体出てきた」
狐の頭部が飛び跳ねて、野村に噛み付こうとする。
そこに贄田がレーザーが炸裂する。
贄田「だめでーす、やらせませーん」
贄田の口から火炎放射が放たれる。
燃え上がった狐の頭部が悶え苦しむ。
狐の頭部が黒焦げになったところで、贄田は満足そうに野村に言う。
贄田「お待たせしました。狐肉のウェルダンでーす」
野村「どうも」
野村、会釈しながら狐の頭部に近付くと、勢いよく捕食を開始する。




