第12話:『固いナニか』再び。
11話書き直しています。
表示が変になってしまっていましたが修正いたしました。
「お願い、もうやめて……」
涙がこみ上げ、震えながら懇願をするも、ラプンツェルは撫でるその手を止めてくれない。
徐々に悪寒に代わり、不快を帯びてくる。
ラプンツェルは不意にわたしが持ってきたロープに目をやった。
わたしが恐怖に強張って動けないことを察したのか、すっと押さえつけていたその手を放し、ロープを掴み上げると、無表情でそのまま窓から外に向かって投げ捨てた。
「貴女がいるなら、ここで家族が作れるし。 外に出る必要もないや」
再びわたしに身体を重ねるラプンツェル。
わたしの身体を弄ぶかのように、初めて触れる女性の身体を調べるかのように、隅々まで撫で上げる。
「どこもかしこもスベスベでモチモチしてる。 記憶の中のお母さんはもっと汚かったし、醜かったし」
「魔女もまあ、めっちゃ美意識高くて綺麗にはしているけど、若くはないからなあ……」
「初めてがこんな可愛い子でラッキー♪」
逃げ場を失い、絶望の中で、わたしはふと気づいたことがあった。
『不思議だわ……。 ルカ(仮)と身体を重ねている時ほどの熱が、わたしの胸にわいてこないわ……』
『同じように触れられているはずなのに、身体が……、身体の芯がキュンとなり、胸が切なくなるあの感じ……、あの感じはない……』
『ルカ(仮)に触れられたときに感じた、「もっと奥まで……、奥の奥まで触れてほしい……」と願ってやまない、あの切ない愛おしさが…… ない……』
ルカの笑顔を思い出し、わたしの胸が震え、大粒の熱い涙が溢れた。
「おね…… がい…… だか……ら…… や、やめ……て……」
震える声を絞り出し、わたしはラプンツェルに懇願した。
しかし、泣きじゃくるわたしを見て、ラプンツェルはこう言った。
「かわいい声だね……。 その声を聴いているとぼくの身体が……、下半身に血が集中してるんじゃないかってほどここが熱くなってくるよ」
「男の身体がこうなるとね、赤ちゃんを作る準備ができているってことらしいよ」
ラプンツェルはそういうと、棚から薄い本を取り出した。
「この本にそう書いてある」
「この本はね、この国の言葉に訳すと『オクまでハメて』っていうタイトルで、男女の営みや、子供の作り方が絵で書いてあるんだよ」
「ほら、見て」
見ると、そこには女性の……これはどうなっているのかしら、黒い棒の線が上からいくつも描かれていてよくはみえないけれど、裸の汗ばんだ女性と男性が肌を密着させ重ね合わせている図が描かれていた。
「これにはね、こうすると赤ちゃんができるって書いてあるんだよ」
「ほらここ」
ラプンツェルは女性が発しているらしき文字が書かれた部分をトントンと指さした。
「ここにはね、「きもちいひよぉお~!」「赤ちゃんがデキちゃう~~~っ!」って書いてあるんだよ」
そのに描かれている、激しくなにかを打ち付けるさまを見て、わたしは戦慄を覚えた。
なにをしているのかはわからないけど、わたしは……、わたしが結婚をするのはルカなのだから!
「だめっ! わ、わたしはルカのお嫁さんになるのだから!」
必死で抵抗をするも、美しく華奢であろうとも、ラプンツェルは男性。
腰に腕を回され、そのまま軽々と抱き上げられると、抵抗もできないままに私は四つん這いになる。
先程の薄い本に書いてあった、女性と同じ格好になった。
ラプンツェルがぴったりと身体を合わせてくる。
すると、わたしのお尻にゴリっと固いものがあたった。
これはルカ(仮)にも感じた感触だった。
ラプンツェルの熱い吐息が、わたしの首元に触れる。
ラプンツェルはその『固いナニか』を私のお尻に擦り付け始めた。
それと同時に息を荒げてゆく。
「はぁ……、カリン。 これがね、カリンのナカに入ると赤ちゃんがデキるんだよ」
熱い吐息交じりに、ラプンツェルがぞくぞくするほどの美声で、耳元で囁いた。
「カリン、もういいよね? ぼくを受け入れてくれるかどうか、確かめていい?」
そういうとラプンツェルは、わたしの下着の両端についている紐に手をかけた。
するすると結び目がほどかれ、わたしの下着は床に落ちた。




