表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
GATE──少女が扉開くその先へ  作者: 祠乃@災厄の吸血姫
14/23

創造魔法

「…ふわぁ〜、ん、クルル、おはよう」


正直…昨日の記憶が曖昧だ…

クルルが夕飯食べ終わってからの記憶が全くない


「あ、ご主人様……おはようございます……」


クルルは、片手にモップを持って掃除をしていた。

声をかけると、恥ずかしそうに、頬を紅く染めて、目を逸らした。

あれ、俺って昨日なにかしたかな。

考えながら顔を掻いた。


「うん?どうした?顔紅いぞ、熱でもあるのか?」


と、クルルに近づき、無意識におでこをくっつけた。


「ひゃっ……」


「うーん、なんでもないな。良かった」


クルルはそのまま俯いた。


「どうした、それに顔紅いし…。あっ」


手のひらをポンっと叩いた。


「なに?もしかして昨日、なんかあったか?」

「!」


クルルは驚いたような顔をこちら向けた。


「え?覚えてないの?」


ウン…と首を縦に振った。


「私だけ…」


あれ、俺は何したんだ…昨日。

心の中で頭を抱えた。でも、考えていても始まらないし、まずアート達起こしに行こうかな


「まぁ、あいつら起こしてこようか。ギルドの依頼もしてみたいし」


水紫は、アート達を起こしに行った。


………………………………


「なんだ…気にしてたのは…わたしだけ…」


首を傾げ、呟いた、


「ばかみたい…」


心から思った。ほんとうばかみたい。


(ほんとうにそうかな?)


……?


(ご主人様は君のこと気にしているよ?元気ないこと)


…なんでそんなこと。


(それは、君たちのことをずっと見ているからね)


…あなたは誰?


(私は、永遠を生きる、君たちのお姉ちゃんかな)


…なんで私に話しかけてきた?


(さーね、君が一人でいたからかな)


…ふぅん

そこで、下の方から声が掛かった。


「クルルー、早く行くぞー」


(おっと、時間のようだね、最後に私にして欲しいことあるかな?)


…なんでもいいの?


(なんでもいいよ、私ができることなら)


…なら…まほうが欲しい…ご主人様とおねえちゃんたちをまもれるまほうが


(そっか、なら魔力とともにさずけるよ。魔法、をね)


…?


不意に、天から悽惨な光が舞い降りた。


「っ、ん…」


それは、大量の魔力だった。まだ、幼いクルルには、その魔力を吸収するには、とても苦しかった。


…だけど、これもご主人様たちをまもるため。


そう思い、必死に魔力を取り込んだ。

やがて、光は弱り始めた。だんだん取り込める魔力量は無くなってきたのだろうか。

クルルの体からは、紫色の光が漏れていたが、しばらくしたらその光は消えた。

完全に、魔力は吸収されたのだろう。


(魔法は、適当な言葉で意味が通れば、発動するからね)


「…わかった」


つい、声を出してしまった。

不意にドアが開いた。

ビクッとしながら、ドアの方を見たら、そこにいたのは水紫だった。


「っ、ご主人様ぁ…」


そう言い、水紫に抱きついた。


「ん、いきなりどうした?クルル」

「…なんでもない…けど、魔法…つかえるようになった」

「え!!?」

「早く、狩り場いこう?クエストやるんでしょ…?それに、試し撃ちもしたい」

「お、おう」


………………………………


「あ、ミアさんどうもです。昨日はごめんなさい」

「気にすんな。それより、この子も、登録してやってくれ」

「わかりました。こっち来て、この台に手を置いてね」


初めてみるきかいに、わたしは、ふあんになって上目遣いでご主人様をみた。


「大丈夫だって、」


そういい、ご主人様は…わたしのあたまをなでなでしてくれた。


「ふぇ」


とても…きもちがよかった。


「ん、っ」


自分の中の力が吸い取られる様な感覚に、クルルは一瞬、固まったが、


「…おわった?」


この感覚が長く続かないことに、ほっとした。


「はい、終わりましたよ。痛かったかな?」

「ううん、くすぐったかった」

「よーしよし、よく頑張ったな、クルル」

「えへぇ、そうだ…おねえちゃんたちは…?」

「ん、今日はお前とデートなんだから、他の奴らはいらないだろ?」


ガタッ


「ん?」


なんの音かと、クルルが首を巡らせてみると、そこには、椅子が倒れて地面にぺたりと座って涙を流しているミーシャがいた。


「うぅ、ぐす…まさか…ミアさん好きな人がいたなんて…」

「お、おい、どうしたんだよ。いきなり」


…この人も、ご主人様が好きなんだ。ライバルおおいな。

そして、これが噂の鈍感系主人公なのか。


「ん、でも、とられたくない」

「ん、何か言ったか?」

「ううん、なんでもない…」

「そっかなら、クエスト行こうか。クルルはこれでいいだろ?スライム30体の討伐」

「うん…」

「じゃ、行こうか。じゃあなミーシャ」

「うぅぅぅ、待ってくださいぃ」

「ご主人様、早く行こう?」


…………………………………


街を出て、数分で森に前にたどり着いた。

森に入ると早速、にちゃにちゃっと言う、生理的に嫌な音が聞こえた、遠目で見てみると、数は10匹…ふむ、


「クルル行けs」


と、言い切る前に、クルルは片手を前方にかざし、紫色の魔力光を纏っていた。


「てんぺすと」


クルルの掌からは、水と風が収束された魔力の玉が現れた。


「な!?」

『これは、最上級魔法の雨刃嵐斬ですね』


いきなりステータスが頭の中でことはを発した。そして、ひと呼吸おき、告げた。


『創造魔法ですね』


クルルは溜めた魔力を、スライムに向けて一気に放出させた。

それは、あっさりスライムに届き爆発した。

水を纏った風の刃はスライムをまるで紙のように切り刻んだ。

後には、何も残らなかった。


「よし!」

「…」


水紫は数秒間固まっていた。不意に、


「…ご主人様?」


クルルは小さな手を水紫の前で振った。


「………」

「ご主人様…?」


クルルは試しに水紫の服を掴んで揺すってみた。


「あ」

「起きた」

「あ、おはよう。それより」

「…?」

「すごいなお前、あんな魔法使えるようになって、ご主人様嬉しいぞ」

「ん、ご主人様…」

「さて、じゃ、後20体もお前に任せていいな?」

「ん…そうぞうまほうのつよさ、魔物にみせつける」

「よしよし、そのいきだ」


そのまま、頭に手を置き、撫でた。


「ふわぁ…手あったかい…。ん、わたし、がんばる」

「じゃ、俺、スライム連れてくるから待っててくれ」

「わかった」


……………………………


「うーん」


ただ魔物を連れてくるってどうすればいいんだ…


「ステータス」

『なんでしょう?』

「俺って、何か新しい技能あるか」

『ありませんね。自力で編み出すか、レベルアップって覚えていくか、最悪の場合は魔物肉で覚えるしかありません』

「そうか、ありがとう」


はぁ、そうは言ったものの…何か良い手は…


「お困りのようだね」

「っ誰だ!」


咄嗟にナイフを構えた、


「大丈夫だよ、私は永遠を生きるみんなのおねえちゃんなんだから、何もしないって」

「おねえちゃん?俺よりちっこい癖に」

「ちっこい言うなっ、何千年も前から気にしているんだ。みんなのおねえちゃんなのに、みんなよりちっちゃいって」

「はっざまぁ」


ん?いま、何千年前からって…それに纏うオーラも他の奴らと違う。


「え?なに、お前って賢者なの?」

「お、やっぱりわかるかー」

「まぁ、そんなアートみたいなオーラが纏っているからな」

「私は、エテルノ。永続魔法の賢者だよ。おねえちゃんって呼んでね」

「で、エテル「話聞いてた!?」ノはなぜ俺の前に現れた?」

「ん?そりゃ君に力を授けるために」


力を…だと…


「あれ、もしかしてクルルに魔法を付与させたのってお前か?」

「ん、そうだよ。すごいでしょ。あんな創造魔法使えるのこの世界であの子しかいないよ」

「じゃ、俺にも何かくれ。後、奏瀬にも、」

「わかった。さて、何が欲しい?」


魔法、授かりましたー



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ