表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
90/93

Lesson 42  根性がある私


母が退院し、私は学校に戻ってきた。


それからは、ひたすら勉強と補習をする毎日だった。


受験生は、少しの時間も無駄にできない。


夏休みが終わってからは、みんなの顔つきが違っていた。


そして、


私は、魔法医を目指すことをレオン先生に伝えた。


「いいんじゃないか」


思ったよりも、あっさり言われ、拍子抜けしてしまった。


あっさり言った割には、スイッチが入ったかのように、補習の地獄度が一気に上がってしまったけど。


――授業後の補習。


「ミーナ、おまえ、よくついてくるよな」


レオン先生が、しみじみと私を見た。


「なんでですか?」


突然、なんだろう?


「過去にオレの補習を受けた生徒は、退学したり、逃げ出したりして来なくなった」


「こんなに続いているのは、お前が初めてだ」


「根性は認めてやるぞ」



急に、根性を認定されてしまった。


「あ、ありがとうございます……」


一度だけ、私の思い違いで逃げたことはあるけど、後でちゃんと戻ってきた。


それに――


逃げたら後が怖そうだ。


でも、本気で辛くなったら、逃げるのもアリなのかな?


なんて考えが浮かんだ私に


「今さら、逃げるなよ?」


低い声で釘をさされてしまった。


怖い怖い!


私は、頭に浮かんだ『逃げる』を全力で消去した。


「さあ、続けるぞ」


立ち上がると、杖を構えるレオン先生。


「はい!」


私も、サッと杖を構える。


――そう、きっと私は。


この、厳しいながらも、時に優しくて面倒見がいい、

レオン先生に、まだまだ指導してもらいたかったんだ……。





ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

あと二話で完結予定です。最後までお付き合いいただけたら嬉しいです(^^)

どうぞ、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ