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Lesson37 実家に帰る
夏休み。
私は、実家に帰ってきた。
――でも、長居するつもりはない。
足らない夏服を鞄に詰めたら、すぐに帰るんだ。
「ミーナ、帰ってきたの?」
母だ。
「うん。でも明日帰る。受験生だし……。」
「そうね。勉強しないといけないわね。ところで、いい大学に行けそうなの?」
「うーん……。」
私は、曖昧に答えた。
「あんたは、なんでも決めるのが遅いんだから。しっかりしなさい。」
母の言葉から逃げるように、部屋に戻った。
やっぱり、早く帰ろう。
これから着そうな夏服を選んで、
素早く鞄に詰める。
これくらいでいいかな。
一息ついた、その時。
――ドンッ
キッチンで鈍い音がした。
「何かあった?」
返事がない。
嫌な予感がして、キッチンを見ると――
床に落ちた皿が割れている。
――そのそばに、母が倒れていた。




