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Lesson26  落石


「いたら悪いのか?」


クラウスを睨むレオン先生。


うぅ、怖い……。


「そ、そんなことはないです。」


しどろもどろになるクラウス。


「登山は危険だからな。オレも引率に加わることになった」


確かに、レオン先生がいれば大抵のことは大丈夫そうだ。


一気にテンションの下がったクラウスと、また歩きはじめた。



休み休み歩き、ようやく頂上が見えてくる。


あと少しだ。


そう思った時。



「あれ、ソフィア、どこ??」


班の子がソフィアを探して、キョロキョロしはじめた。



――そういえば、ソフィアを見ていない。


いつからだろう?


たしかに、だいぶ息が上がって辛そうだった。


なんで、気づいてあげられなかったんだろう。



「私、見てくる!」


来た道を引き返すことにした。


「あ、ミーナちゃん。僕も行くよ!」


クラウスもついてきた。


「ソフィア――!!」

「お――い!!」



声を張り上げる。



「ミーナ、クラウス様!」


しばらく歩くと、ソフィアの声がした。


――ソフィアが近くにいる!



声の方へ急ぐ。



「こっちだよ!」



私と反対方向を探していた、クラウスがソフィアを見つけてくれた。



「……ごめんね。足を挫いてしまって、動けなくて……。」


木にもたれて座るソフィア。


足を押さえながら、申し訳なさそうに言った。


どうしよう。


先生を呼んでくる?


私が悩んでいると、


「大丈夫?僕につかまって」


――クラウスは、迷うことなく、ひょいっとソフィアを持ち上げた。


「く、クラウス様!?」


真っ赤になるソフィア。


そのまま、さっと歩きだした。


ソフィア、良かったね。


私は、少し離れて後からついていくことにした。


――その時だった。


「危ない!!」


えっ、レオン先生??


珍しく焦った声。


次の瞬間、


ガラガラっと大きな音がした。


山肌を転がり、大小様々な石が落ちてくる。



――落石だ!!


当たる!!


私は、屈んでギュッと目を瞑った。



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