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Lesson17 魔法の再現
「お前の回復魔法は、無意識になった時に発動するんだ。」
レオン先生は言った。
「蜂が来て驚いたお前は、頭の中が空っぽになった……。
その瞬間、魔法が発動したんだ。」
言われてみたら、そうなのかもしれない。
今の私は、魔法を出すことで頭がいっぱいだった。
「頭をからっぽにするんだ、ミーナ」
「何も考えるな。」
―― か ら っ ぽ ――
「今、頭の中に、『からっぽ』という文字が浮かんでいるだろう?」
――図星だった。
やっぱり、先生は私の心が読めている。
私が頭をからっぽにしようと必死に集中していると、
「あ、蜂だ」
不意に、レオン先生が言った。
――また来たの!?
とりあえず避けようと手を振り上げた。
次の瞬間。
――眩いばかりに手が光り、その光は花壇に直撃した。
「蜂なんて、いないじゃないですか!」
私が抗議をすると、
「ミーナ、あれを見てみろ。」
レオン先生が指さした先には――
――花壇いっぱいに、季節外れの花が咲き乱れていた。
――えっ?
今は、私とレオン先生しかいない。
あれは――
やっぱり、私がやったの?
――さすがに、これはおかしい。




