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Lesson16 確信
「お前、またやってくれたな。」
「噂の的になっているぞ」
――嫌というほど知っています……。
でも、どうして出来たか分からない、とレオン先生に訴えた。
「無意識で、そんな回復魔法が出たのか?それはそれですごいことだが……。」
レオン先生は呟いた。
「とりあえず、見てやる。」
「この鉢に回復魔法をかけてみろ。」
どこから持ってきたのか、レオン先生が鉢を取りだした。
「はい。」
私は、鉢に意識を集中させ、呪文を唱えた。
――何の変化もない。
もう一度、呪文を唱える。
でも、何回やっても、変化は起こらなかった。
やっぱり、私じゃない人がやったんじゃない?
そんな気持ちになってきた。
レオン先生も、不思議そうにしている。
「おかしいな……。偶然にしては、規模が大きすぎるしな。」
「お前がやったのを見た、という生徒もいるから、間違いないと思うが……。」
「ミーナ、術をかけたときに、変わったことはなかったか?」
何かあったっけ?
必死に記憶を辿る。
何度も、呪文を唱えて、そして――、
あっ!!
私は、蜂が来たことを思い出した。
「蜂が来て、びっくりはしましたけど……」
「なるほどな……。」
「それだ。」
レオン先生の目が、わずかに細められた。




