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Lesson12 回復魔法
専科の授業に、なんとかついていっている私。
大変だけど、魔法の授業はやっぱり楽しい。
今日の授業では、新しい魔法を習う。
それは……『回復魔法』。
――この魔法は、体力をとても使う。
回復魔法は、ある年齢になるまで使用を禁じられていた。
そして、今がその年齢だ。
他の魔法と違って、みんな初心者。
同じスタートなら、私にもできるかもしれない。
この授業、実はちょっと楽しみにしていた。
「今日は、回復魔法を覚えてもらう」
「回復させたい対象に向かって、教科書52ページの呪文を詠唱する」
まずは、先生がお手本を見せてくれる。
呪文を唱えると、先生の手がボウッと黄色に光った。
――すると、しなびていた鉢植えの花が、スッと背をのばした。
花は色鮮やかで、咲いたばかりのような状態になった。
ーーすごい!
周りから拍手が起きた。
「では、実際にやってみましょう」
一人ひとつずつ配られた、枯れかけた花の鉢。
みんな懸命に呪文を唱えるが、なかなか上手くいかないようだ。
――その中で、クラウスだけは、うすい緑の小さな葉を出すことに成功していた。
「さすがクラウス様ね」
「素敵ですわ」
悔しいけど、それはわかる。
このときばかりは、私にもクラウスがカッコよく見えた。
私も頑張らないと!
気合を入れて、教科書を見た。




